RMレート2000達成構築「塩軸新潟ラーメンスタン」
※クソ記事です※
Mt.fujiです。
せっかく自分のブログを持ったことだし、新大ポケサーブログには書けないどうでもいいネタの一つや二つ書いてみようかと思い立ったので、まずは自分が好きなラーメンの話をしようと思います。
どうでもいいネタならさんざんTwitterでやってるだろと言われればそれまでなのですが、ブログという形式のほうがある程度まとまった文章を書く場合には適していると考えているので、今回は記事という形式をとってみます。
ただ紹介するだけだとラーメンデータベースや食べログに勝る要素がないので、構築記事で培ったノウハウを活かしたポケモン構築記事風のラーメン紹介をしてみることにしました。
※タイトルはRM(→Rラー Mメン SMではない)(脳内)レート2000達成構築なのでポケモンのレーティングバトルとは一切関係ありません。
構築の出発点
約4年前、大学進学を機に新潟へやってきた自分ですが、新潟のいいところとしてイチ押ししていきたいのがラーメンのうまさです。新潟は県土の広さもあって多種多様なラーメンがありますが、そのどれもクオリティが高いレベルで安定しているという印象を受けました。
それらのラーメンのうちから、自分の嗜好をもとに数を絞って紹介することで新潟のラーメンの魅力がよりよく伝わると考えたため、今回の構築を組むこととなりました。(ようは自分が好きなラーメンを推していきたいだけ)
なお、自分が現在住んでいる新潟市を中心とした下越エリアのラーメン店に行く機会が多く、中越、上越、魚沼などのラーメン店は訪問できていない店も多く存在するため、今回の紹介も下越エリアの店が多めに偏ってしまっています;
今後も機会を見つけて開拓していきたい…
ラーメンの個別解説
基本的に紹介(採用)されている順にオススメ度が高いです
上越市にある超有名店。開店30分前からもう行列ができるレベルの人気店です。上越方面に行く予定があるときは多少無理をしても行きたくなるぐらい好きです!
看板メニューの塩ラーメン「旨塩鶏麺」は透き通った塩味のスープに細縮れ麺が良くマッチするもの。透き通っている塩ラーメンは薄味だったり、反対に塩が効きすぎていて塩辛さの主張が強すぎたりするものもありますが、このラーメンは絶妙なうまみのあるスープがとても美味しかったです!店名にもついているあごダシと鶏のダシのそれぞれのクオリティとバランスが絶妙なんでしょうね。
トッピングの鶏チャーシューと鶏肉の炙り焼きのそれぞれ違った食感も美味しく食べていて飽きが来ません。スープに浮いている焦がしネギもいいアクセントになっていました。
また、この店には塩に次ぐメインメニューとしてとんこつラーメンがあります。↑の写真は夜限定の黒濁白湯麺(黒とんこつラーメン)ですが、こちらも濃厚なスープとマー油のいい香りがとても食欲をそそる美味しいラーメンでした。
昼に数量限定で出る塩とんこつラーメンやそのほかの限定メニューもいつか食べてみたい…!
塩ととんこつ、2つのメニューのどちらも絶品で、行列に並んでも食べたい人を量産する破壊力の高さは、2種類のメガシンカを持ちどちらも高い火力を持ったリザードンといったところでしょうか。塩ととんこつで透き通ったスープと濃厚スープという風にタイプが違うところもX,Yで大きく型が変わるところに似ています。
駅からけっこう距離があり、車を持っていないと訪れづらい場所ですが(一応直江津駅から徒歩、バスでも行けます)、頑張って行ってみる価値はある店だと思います!
まっくうしゃ 塩つけ麺 新潟県新潟市中央区上近江2丁目2-27-1
新潟市中央区に2店舗ある「まっくうしゃ」のうち、上近江店で食べることができる塩つけめんです。
まるでパスタのような平打ちの太麺はのど越しが良くツルツル食べられます。エビの香りが食欲をそそる塩ベースのつけダレも濃厚で麺によく合います。
トッピングの大きな輪切りチャーシューと平たく分厚いメンマはインパクトがありますが、どちらも柔らかく食べやすいです。
つけダレに浮いたマー油を混ぜると味が変化するのもまた美味!
自分のイチ押しはつけ麺ですが、塩ラーメンもまっくうしゃ上近江店の看板メニューのひとつです。
こちらも鯛とエビのいい香りがする濃厚な塩ラーメンでおいしいですよ!
また冬季限定?メニューの濃厚担々麺も、ゴマをふんだんに使ったクリーミーなスープに食べ進める箸が止まらないうまさでした!砕いたカシューナッツが乗った肉味噌を混ぜるとピリッとした辛さが追加されて引き締まります。
つけめんのオンリーワンな平打ち太麺という特徴を持ち、濃厚スープとのシナジーの良さでファンを逃さないこのラーメンは、特性かげふみと滅びの歌というシナジーの高い技によって相手をキャッチして逃さないメガゲンガーのようなラーメンです。たまに遭遇するタスキ型も非常に強いのも限定メニューが美味しいこの店に似ている…ような気が…?
また、新潟駅近くにあるまっくうしゃのもう一つの店舗では味噌ラーメンをメインに、系列の本店である中央区にあるいっとうやでは魚介と豚骨ベースの醤油ラーメンをメインに据えて営業しており、その2つのお店もどちらも美味しいですよ!
荒川らーめん魂あしら 胡麻たっぷり担々麺 新潟県村上市切田1217-6
新潟県の北の端、村上市で食べることのできるラーメン。(北の端といっても村上市自体がかなり広く、あしらは中心市街地に近いところにあるので思ったよりは遠くないはず…)
メニューの名前の通り、ゴマをふんだんに使ったドロドロした濃厚スープはインパクト抜群です。濃いスープが良く絡んだ麺はとても食べ応えがありおいしいのに加えて、トッピングのチンゲンサイ、キクラゲ、カシューナッツなどで食感のアクセントがあってどんどん食べ進めることができます。
ラーメン全品大盛り無料なので満足いくまで量を食べられるのもグッド!
また、この店は豊富なメニューも大きな特徴で、 それぞれのレベルも高い水準で安定しているのもすごいところです。↑の梅塩つけ麺もさっぱりとしたつけダレに全粒粉の歯ごたえの良い麺がかみ合ってオススメ!
看板メニューは味噌ラーメンなのですが、食べたときの写真を紛失しているという痛恨のミス… これもまろやかでおいしいので上二つに負けないぐらい推せます。
多くのバリエーションのラーメンがあり、そのどれもがハズレないという、何度も通いたくなるラーメン屋です。
その様子は特性変幻自在と技範囲の豊富さで抜群の器用さを誇るゲッコウガのよう?
蒲原ラーメンきぶん一 蒲原ラーメン 新潟県新発田市月岡温泉669-1
下越の新発田市、県外にも有名な月岡温泉の温泉街の中にあるラーメン屋です。
訪れた回数は少ないですが、温泉に来ている人も訪れるのか店内は大盛況でした。
メニューは蒲原ラーメンとチャーシューが増量する肉ラーメンのみというシンプルなもので、看板メニューへの自信がうかがえます。
分類としては豚骨ラーメンになるものでしょうが、非常にあっさりとしていて飲みやすいスープと薄切りかつしっとりとしたほどよい歯ごたえのチャーシューが、従来のこってりとした豚骨ラーメンのイメージをいい意味で裏切ってきます!
あっさりスープによく合う細麺は一回目の替え玉が無料で、あっという間にスルっと一杯目を食べて替え玉をお願いしていました。
肉ラーメンは大量のチャーシューに丼が覆いつくされるほどの大ボリューム!
ポケモン要素としては薄く平べったい丼がナットレイに似ているような気がしなくもない?()
最近行けていないので記事を書いていたらもう一度食べに行きたくなってきました…
関屋福来亭 もやしそば 新潟県新潟市西区小新1546-2(移転前:新潟県新潟市中央区関屋大川前2-3-10)
新潟県の名物として県外の人におススメされている「新潟5大ラーメン」(新潟市のあっさり醤油、燕・三条の背脂醤油、長岡市の生姜醤油、新潟市の濃厚味噌、三条市のカレーラーメン) の一つ、背脂醤油ラーメンからの紹介。
この福来亭の原点は本場の燕市、三条市にあった本店からののれん分けだそうです。
背脂醤油ラーメンは、濃い味付けの煮干しが効いた醤油スープと極太平麺、そしてスープを覆いつくすように大量に乗せられた背脂のインパクトが強いラーメンです。
福来亭のラーメンはそれらの特徴をしっかりと抑えつつ、くどすぎない適度なしょっぱさと背脂がオリジナリティを出しています。
特に、自分が訪れたときに食べた「もやしそば」はメンマ、チャーシュー、刻みタマネギ以外のトッピングが乗ることが少ない背脂醤油ラーメンとしては珍しいものでしたが、もやしのあんかけの野菜の歯ごたえがラーメンを食べ進める上でのアクセントとなりとてもおいしく食べられました!
現在は店舗が移転し、2018年3月現在もやしそばは提供していないそうですが、新店舗での営業が順調に進んでぜひともメニューに復活してほしいと思います。
↑新店舗で食べてきたラーメン スタンダードな背脂醤油ラーメンのタマネギトッピングの代わりに長ネギが乗っているのが福来亭風
麺を大盛りにすると二郎系にも勝るとも劣らないレベルのボリュームで味わうことができます。
ポケモンに例えると登場以来独特の耐性と高いステータス、優秀な特性で長く支持され安定した地位を築いている霊獣ランドロスのような印象。パーティーの安定感を底上げしてくれる信頼できるポジションです。
麺者風天 ぱくぱくパクチーまぜそば 新潟県新潟市西区小針5丁目1-53
最後の一枠は既存のラーメンという枠にとらわれず、チャレンジ精神溢れるメニューを展開する麺者風天のまぜそば。
モッチリとした角太麺にたっぷりのパクチーをはじめ、ピリ辛な味付けのひき肉、カシューナッツ、小エビなどのトッピングを卵の黄身や器の底にある少量のタレと混ぜ合わせて食べるパクチーまぜそばは、パクチーの独特の香りによってラーメンを食べているとは思えない爽やかさを楽しみながらあっという間に食べきることができます。
パクチーまぜそばを頼むと店員さんが持ってきてくれるスパイシーなシラチャーソース(写真右手前の赤いソース)とエスニックな香りが楽しめるナンプラー(写真右奥のソース)によって味の変化を楽しむこともできるのもgood。
麺を食べ終えたらセットでついてくる追い飯を器に入れることによって、二度美味しさを味わえます!無料サービスなのにただの白米ではなくチャーシューが混ぜ込まれた炊き込みご飯というところに店側のこだわりを感じました。
看板メニューの汁なし辛肉まぜそば(↑ チーズ、温泉卵は別途トッピング)もボリューミーな太麺とピリ辛ひき肉、ネギやニラがマッチした美味しいメニューなので、パクチーの独特な香りが苦手だという方は是非こちらを!
そのほか通常のラーメンやつけ麺もあり、それらすべて大盛+10円、特盛+20円という良心的な価格設定となっているため、腹いっぱいラーメンを食べたいという人にもおすすめのお店です。
ポケモンに例えると、独特の広い技範囲と耐性、高い特攻によって受けサイクルを崩壊させる攻撃的なポケモン、霊獣ボルトロスのよう。一度食べてみると意外なおいしさにあなたのラーメンに対する受け思考も破壊されるかも?
総評
以上、4年間新潟で食べてきたラーメンの中から厳選し組みあげた構築(?)でした。
新潟5大ラーメン、ラーメン二郎といった有名店や食べている頻度が高いTTMやイエローといった大学周辺のラーメンも紹介の候補に挙がったのですが、訪れやすさやネームバリューを抜きにして個人的に美味しかったラーメンを選んだ結果こうなりました。
紹介したラーメンはどれもオススメなので、写真や解説を見て気になったものがあったら是非一度食べてみてください!
塩系統が多めなのは新潟のラーメンの傾向というわけではなく単純に自分の好みです()
後半は当てはまるポケモンを考えるのが結構大変で苦労しましたね…
のわりには日常生活で全く役に立たない例えなのがむなしい
しょうもないクソ記事でしたが書き出してみることで自分のラーメンの好みや以前訪れた店を改めて思い出す機会にはなりました。
自分は来年からも新潟にいることになったのでこの記事のラーメンやまだ開拓していない新たなラーメンをこれからも食べていきたいと思います。
こんなどうでもいい内容に最後まで付き合っていただいてありがとうございました。おわり!
USM S7 最高・最終2005+第39回あんぐらオフ準優勝構築 トノラグ+ボディパカグヤ
お疲れ様です。Mt.fujiです。
今までは宣伝も兼ねてポケサーの公式ブログで構築記事を書いていたのですが、そろそろ卒業ということで自分もポケサー離れしないといけないところもあるなと思い、これからは自分のブログで構築記事を書いていきます。
この記事では、USM発売後最初のレーティング環境となったS7と、1/14に開催されたサンムーンのオフライン対戦会「第39回あんぐらオフ」のシングルバトル部門で自分が使用した構築を紹介していきたいと思います。
構築の出発点
前シーズンのS6でミズZトノ入りの雨パを使っていたのですが、雨ターンの管理とエースであるラグラージを安全に繰り出す手段の乏しさに難しさを感じたため、次に雨を使うときにはエースのラグラージを安全に場に繰り出すことに長けた脱出ボタンを利用した雨展開の構築を使ってみようと考えていました。
脱出雨の構築記事を調べていたところ、インコさんのコケコトノラグ+ランドバシャカグヤという並びが裏選出のパワーがあり、なおかつ一度使ってみたかったボディパージ+ヒコウZテッカグヤというポケモンが採用されている点に魅力を感じたため、まずはそのままの並びで使い始めてみました。
自分で廻してみると、想像以上に6体の並びが完成度が高く、下手に手を加えて構築の完成度を落とすよりは個々のポケモンの型の微調整に留めたほうがいいと感じたため、数匹の努力値や技の変更のみで扱っていくことにしました。(要はほぼ丸パクり)
構築の出発がこういった経緯なので参考元の構築記事と併せて読んでいただくことを強く推奨します;
この記事では変更を加えた点や、参考元の構築が登場した当時のS5からUSM環境のS7で周囲の環境の変化による動きやすさの違いがあったかどうかについて詳しく記載していきたいと思います。
ポケモンの個別解説(カッコ内の数値は努力値)
ねっとう/ほろびのうた/アンコール/まもる
197-x-123-110-137-90
(H252 B220 D36)
天候始動要員。
S1にトノグドラで使っていたときの調整をそのまま流用しましたが、コケコのエレフィ10万やテテフのメガネサイキネ、Cを削ったZサイキネも耐えたりしてクッションとしては文句のない耐久でした。新要素のミミッキュZやアーゴヨンの流星Zも積まれてなければ耐えます。
技に関してもアンコールまでの3枠は確定で、守るが毒との選択になるか、といった感じでしたが、ラス1で数的優位を取った際の詰め性能やZ技を守るで透かして安全に脱出するといった面での安定感がある守るの方がだいぶ優先度が高いと思われます。
カバ+ゲッコウガみたいな並びの相手に一度脱出したあと天候を取るためにカバに後投げするような場面では、相手が裏のゲッコウガに引いて身代わりを貼ろうとしてくるため、カバに突っ張らずに裏のラグに引いた方がアドが取れる場合が多いです。
ラグラージ@ラグラージナイト いじっぱり しめりけ→すいすい
たきのぼり/じしん/れいとうパンチ/がんせきふうじ
175-178-110-x-111-112→175-222-130-x-131-122
(A252 D4 S252)
メガ枠を消費してしまうものの、他のすいすいポケとは命中安定と耐久力の差で一線を画す強さを持った雨エース。
ミミッキュZの登場で耐久に振り分けることも考えましたが、そもそもの火力、素早さがギリギリすぎて火力を削るデメリットが大きすぎると考えASぶっぱのままに。(そもそもABミミッキュが増えすぎていてASミミッキュに積まれてない状況でZ+影打ちを打たれる場面が少なかった)
タイプ一致二つとマンダをはじめとしたドラゴン意識の冷凍パンチは確定で、4枠目の岩石封じはリザYの死に出しで雨を止めようとする立ち回りをしてくる相手に刺したり、非雨下で岩石から入ってSを逆転させるために使ったりします。
脱出トノ展開の場合初手のリザYをコケコで牽制することができ、死に出しメガ前リザYvs雨下ラグラージの対面を作りやすいため、岩石封じが活きる場面が多かったように感じました。
カプ・コケコ@デンキZ おくびょう エレキメイカー
10まんボルト/めざめるパワー(氷)/ボルトチェンジ/とんぼがえりorちょうはつ
146-x-105-147-95-200
(H4 C252 S252)
元の構築から手が加えられているポケモンです。参考元の構築ではこだわりメガネを持っていましたが、電気という無効の多いタイプで拘ることのデメリットと終盤数的不利を取ってしまった際、相手を1体倒したあと技を打ち分けて巻き返すことができないデメリットが気になったため、1回きりですが火力を失わずに技も打ち分けられるデンキZに変更しました。
コケコトノラグの表選出をした際にメガネ10万だとABミミッキュが中乱数ぐらいでしか飛ばせずラグラージ共々ABミミッキュに止められてしまう可能性があった点や、メインである選出にZ技を絡めない点が気になったのもあっての変更でした。
裏選出の際にテッカグヤとZが被ってしまうこともたまにありましたが、どちらのZもとりあえずでぶっ放すのではなく、終盤の詰めやボディパージから全抜きしていく場面で使っていくものだったのでそこまで窮屈には感じませんでした。
多くの相手に等倍以上を取れるマジカルシャインの採用も考えましたが、火力強化がなくフィールド補正もかからない技で一貫を取ったところで得られるメリットが少ないと判断し、交代読みでランドロスやグライオンに刺すことができれば大きなアドバンテージを得られるめざ氷を採用しました。
最後の一枠はいろいろ試してみましたが、クレセリアなどの再生回復持ちの数値受けやギミック構築に刺して優位を取ることの出来る挑発か、初手にタスキランドと対面した際に相手の体力を削りつつ後ろの脱出トノなどに繋げるとんぼ返りの使い勝手が良かったです。この枠については流行りや使用感によって替えるのがよさそうです。
・10万ZでABミミッキュ(H164振り)に115.2~135.8%(確定1発)
・めざ氷で耐久無振り霊獣ランドロスに82.4~97.0%(確定2発)
じしん/がんせきふうじ/だいばくはつ/ステルスロック
165-216-110-x-100-143
(H4 A252 S252)
参考元からの変更はありません。
ひかえめスカーフテテフに対して岩石封じを打つことで2回行動を保証される陽気での採用も考えましたが、意地でないと威嚇を入れられた状態の岩石封じでボーマンダに身代わりを残される確率が上がってしまうデメリットの方が大きいと判断したため変更しませんでした。
優秀なタイプに威嚇とタスキ、岩石封じによる行動回数の確保がありとても使いやすかったです。トノラグが見えているためか初手でスカーフ警戒をされることもあり、タスキの行動保証が活きやすい並びになっていると感じました。
ステロを撒いたのちは対面の相手に削りを入れ裏のエースたちが動きやすくすることが主な仕事でしたが、時々大爆発を読まれたゴーストタイプへの交換をされて十分に活かせずに倒れてしまうこともあったため、散り際に多少ダメージは落ちても地震や岩石封じを押す選択も必要になるときもあると感じました。
・A↓1岩石封じでHSベースメガマンダ(リザYめざ氷耐えのよくいるやつ)に23.0~28.3%(乱数で身代わり破壊)
181-165-90-x-90-129→181-209-100-x-100-149
(H204 A76 S228)
変更点その2。ミミッキュZの登場で上昇した火力を活かすために、準速ミミッキュが環境に多いと考え、どこかで見た準速ミミッキュ抜きまで素早さを削り、耐久を厚めにした調整で使用しました。
ここまでHPに振り分けると強化アイテム無しのゲッコウガの水手裏剣を5発確定耐えするそうです。 実際にゲッコウガの水手裏剣5発を耐えて勝った対戦はありませんでしたが、HPが上昇しているおかげでフレアドライブの反動や相手の先制技での消耗を抑えることができているのは実感できたので、使い勝手は良好でした。
参考元でもバトンタッチの使用頻度が低く変更もアリと書かれていて、なおかつS7は新ポケのアーゴヨンとの相性が良好なギャラドスが流行していたためそこに刺せるかみなりパンチを採用してみました。
実際には想定していたギャラドス以外にも、B方面が薄いカプレヒレに交代読みでぶつけることによって勝つことができたり、ゲッコウガへの命中安定の打点になったりと使いやすかったです。
攻撃に努力値を振り切ることでフレアドライブ+ステロでABミミッキュを高乱数で倒すことができたため(現状は12.5%の低乱数)、いじASベースでの運用もアリかもしれません。ただしAに振り切ってもHBに厚いレヒレは確3なので注意。
テッカグヤ@ヒコウZ おくびょう ビーストブースト
173-×-124-155-125-124
(H4 B4 C220 D28 S252)
古代兵器ボディパヒコウZカグヤ。
S5あたりではよく見ましたが最近はめっぽう見なくなったような気がします。
そのせいもあってかあまり考慮されることがなく、大暴れすることができました。
ステロさえ撒いていればよく出てくるリザードンはエアスラZで飛ばせるので恰好のカモ!
技構成については宿り木をラスターカノンやめざパなどの攻撃技に変えることも検討しましたが、低速相手へのやどみがでの削りがそれ以上に重要だと考えたため結局変更しませんでした。
ステロ込みのエアスラZで耐久に振っていないアーゴヨンを確一に出来るので、無傷で対面を作れた場合はボディパージからのヒコウZでイージーウィンが狙えます。
努力値をCSに大きく割いているため普通の耐久型カグヤと同じように後出しで扱うとすぐ消耗してしまい、抜きエースとしての役割を果たしづらくなってしまうため、なるべく死に出しで繰り出すようにしていました。
対面している相手には優位を取っていても裏に炎や電気の強力なポケモンが控えているときはそれを見越して宿り木の種やボディパージを打っていくことが大切です。
・エアスラZで耐久無振りアーゴヨンに88.6~104.7%(ステロ込み確定1発)
・エアスラZで耐久無振りカプ・コケコに44.1~52.4%(半分程度の消耗があればコケコ相手でもボディパからのエアスラZで勝てます)
選出
まず相手の構築へ雨の通りがいいかをチェックします。
雨の通りが悪そう(あたりがいる)な場合は雨要員のを除いた4体の中から選出を考えます。挙げているポケモンのうち1体だけならまだ出せますが、2体以上いる場合は雨を出してもロクなことにならないので出しません。自分は1体でもいたらわりと選出を躊躇うことも多かったです。
雨が出せる相手の場合
初手コケコのボルチェンで相手を削りつつトノで脱出して、エースのラグラージで雨ターンを最大限活用して勝ちに行く並びです。電気無効枠さえ倒してしまえばコケコも相手を2体以上持っていくことの出来る性能があるので、詰めていくのにラグとコケコどちらが重要かを常に頭において立ち回りましょう。
命中安定と高い素早さという強みを持っていて、出せた場合の制圧力は素晴らしいです。
まれにやといった選出もします。
雨が出せない相手の場合
or
最初に挙げた雨できついポケモンが相手の構築にいる場合、十中八九それらが繰り出されるため、ランドロスでステロを撒いて残りの3体のうちの2体で繰り出されるポケモンたちに優位を取っていきます。カバルドンやランドロスを一手で対処できるポケモンが少ない見た目をしているため積極的に選出されがちなので、それらに優位を取れるテッカグヤの選出率は高めです。
レヒレがいる構築にバシャーモで有利対面を作るとほぼレヒレバックの動きを取ってくるので、かみなりパンチを当てていけるとだいぶ勝ちに近づきます。
基本的には先発ですが、相手にジャローダがいる場合は雨への有効打にもなるからか非常に初手に出てきやすいため、かかを先発にして有利対面を作っていきましょう。
対受けループ
カプ・コケコでエレキフィールドを展開し、バシャのかみなりパンチで受けに来るドヒドイデを消耗させていくのが主な立ち回りになります。ただ瞬間的に火力を強化する積み技を持っていないため、相手の立ち回り次第では受けきられてしまうこともあるので万全とは言い難いです。その場合はカグヤで宿り木を撒いてからエアスラ怯みを狙うクソゲーをしましょう()
対雨
水技への耐性が薄い構築なので雨ミラーは非常に苦しいです。ただしバシャで2加速するかカグヤでボディパすればすいすいラグの上を取れるので天候の切れ目やカグヤの死に出しで何とか対処していました。
雨が刺さっているかどうかのチェックを済ませれば4体から3体を選ぶだけなのでかなり選出を決めやすい部類の構築だと思います。
正確に測っていないので体感ですが、雨選出:非雨選出の割合は3:7程度だったと思います。
さすがに雨を出す回数がだいぶ少なかったので表選出、裏選出という言葉に当てはめることはできませんでした…
参考までにあんぐらオフの11戦での選出回数を載せておきます。
ニョロトノ 2/11
ラグラージ 2/11
カプ・コケコ 5/11
霊獣ランドロス 9/11
バシャーモ 6/11
テッカグヤ 9/11
重いポケモン
雨選出をした場合草技の通りが非常によくなってしまい、タネマシンガンの回数によっては1体で半壊してしまうことも。非雨選出の場合はタイプ相性はそこまで悪くないのですが胞子での眠りが厄介で眠ったポケモンたちの自覚が求められるので心臓に悪く、なるべく戦いたくない相手です。
・マリルリ
水技の一貫がある構築なのでハチマキを持たれて水技を連打されているだけでも辛いですが、真の恐怖はノーマルZ腹太鼓型。コケコ以外でワンパン出来る手段を持っていないため、Z腹太鼓で全回復からの6段階上昇アクジェで全滅します…
さすがにそこまでいない型だったのであまりやられずに済みましたが;
レヒレの場合はともかく、マリルリやアシレなどの高火力水フェアリーが相手に存在する場合は雨を逆利用されてひどい目に合うので、雨選出はしないように心がけていました。
高火力一致技で弱点を突くどころか等倍で刺せるポケモンがいないため、バシャ相手に繰り出されて積み始められると要塞化して手が付けられなくなります。
唯一の勝ち筋はガッツリ積まれていないうちにテッカグヤでボディパして上から宿り木を入れ、エアスラ怯みも含めて押し切ることですが、電気技を持った攻撃的な技構成の場合だとそれも通用せずとても厳しい対戦になってしまいます。
・サンダー
雨が出せる場合はそこまでの脅威ではないのですが、出せない場合はHD羽休め型にテッカグヤの前で身代わりを貼られ、後続ともどもカモられてしまうため細心の注意を払って対応する必要があります。あんぐらオフの決勝で当たったスカーフやメガネなどの攻撃的なタイプも同じタイプのレボルトよりも耐久があるため、周りの削り込みでボディパカグヤで無理やり持っていくのも厳しい難敵です。
・スカーフ持ち高速ポケモン
S95族(カプ・テテフ等)まではラグやカグヤで抜けるのでなんとかなりますが、それ以上の素早さのポケモンが突然スカーフを巻いて上から殴ってくると壊滅することがあります。初手でコケコアーゴヨン対面が出来てしまったときなんかは怪しさ満載なのであえてボルチェンを打たずにトノに引いたりして誤魔化していました。
他にもガッツリ耐久に振ったマンダの身代わりを割れなくてつらかったり部内大会で使われたからやぶメテノが実は重かったりといった厳しさもありますが、立ち回り次第ではなんとかできたり選出されないといったこともあるので、重いポケモンが多そうに見えますがけっこう勝ちを拾うこともできた印象でした。
結果・総評
USM シングルレートS7 最高・最終2005(568位)
1/14 第39回あんぐらオフ 全国図鑑シングルUSUM(43人規模)
予選8-0(一位通過)、決勝T準優勝
↑あんぐらオフ準優勝景品のデデンネドールとピカチュウトートバッグ
前シーズン雨を使って2000に届くことができず悔しい思いをしていたので、雨パでレート2000に到達することができてとても嬉しかったです!雨パはメインのラグラージももちろん強力なのですが、強力であるがゆえに対策ポケモンを強く呼ぶためそこに刺さるポケモンを通しやすい点が大きな魅力であるということを認識できた構築でした。
雨を見せていると否が応でも出さざるを得ないモロバレルやフシギバナをボディパヒコウZテッカグヤで起点にしてリザードンやランドロスもろとも全抜きしていくのは快感でした。
あんぐらオフで対戦しているときにも、対戦相手の方から「カグヤのその型は切ってた」といったお言葉をいただいたり、驚いた反応を見せられることが多く、あまり使われなくなった今だからこそ警戒されづらく、ボディパカグヤが刺さりやすくなっていたのかなとも思いました。
決勝戦では苦手としているサンダーをうまく扱われてしまい、また自分もランドロスを大事に扱いすぎた結果完敗してしまいましたが、全体的には雨の選出誘導力を活かしてこちらのやりたい動きをすることができた一日だったと思います。
実はSMに入ってから2000にのったのがオニゴーリに魂を売ったS1の時だけだったので、それ以来久々に自分の納得のいく結果を出すことができて非常にホッとしました…
今期レートで対戦した方、あんぐらオフでお世話になった運営、参加者の方、ありがとうございました!
また、構築を参考にさせていただいたインコさんの記事がなければこのような結果を残すことはできませんでした。圧倒的感謝…!記事の掲載の許可も快諾していただきありがとうございました!
長い構築記事になってしまいましたが最後まで読んでくださってありがとうございました。質問等ありましたらこの記事のコメントかtwitter @l_nihamakene までどうぞ!