ラーメンレポート:2018春 前編
レートで結果を残せなかったらブログの更新間隔が空いてしまったので、カバーするために食べ歩いたラーメンについて徒然なるままに書いていこうと思います。
あんまり遡るのもアレなので、前回書いたラーメン構築記事
よりあとの3~5月に食したラーメンに限定して振り返っていきます。
特筆すべきことがないものは記載しないのもあるかも
3月
いざまとめようと思ったらいきなり遠征から始まったのに多少困惑してる;
今までポケモン関連で仙台に行く機会は何度もあったが、予定が詰まっていて行けていなかった仙台二郎。とんポケオフに出ることを口実にしてオフ前日に訪問することでついに食す!
二郎系ファンな後輩から「仙台二郎はイチ推しですよ」と教わっていたので実食前から期待値はとても高かった。
事前情報で新潟二郎に比べて量がかなり多いこと、面が柔らかめであることを仕入れていたのでヤサイは増さず麺固めでいくつもりだったが、新潟二郎と異なる注文形式に戸惑っているうちに固めを伝えるタイミングを逃してしまいニンニクのみのスタンダードなものに。
麺は確かに柔らかめだったがおいしい範囲内。ボリューム感やスープの雰囲気から今まで食べた二郎の中でも一段とパワーを感じた一杯!
3/11 西区 小針 関屋福来亭
ラーメン大盛り
以前のラーメン記事を書いているときにセルフ飯テロを食らって行きたくなっていた店
以前は店名の通り関屋駅前にあったが移転して小針駅から徒歩10分程度のところに。
店に着いたのは午後の昼食にはそこそこ遅い時間だったのだが、数組の待ちができている状況。店舗が広くなって家族連れでも訪れやすくなったからか、以前よりも賑わっている印象も受けた。
オーソドックスな背脂醤油ラーメンだが、スープの濃すぎない塩加減と煮干しの香りが自分好み。
空腹だったので大盛りに挑戦してみたのだが、麺の量で言えば二郎系にも勝るとも劣らない増量を見せたため後半少し苦しみながらも完食;
全体的には美味しく頂けたが、量が多かったことも影響してか後半少し単調な感じがしたため味と食感で楽しみが増えるもやしそばの復活が恋しくもなった。
3/13 新発田市 蒲原ラーメンきぶん一
肉ラーメン
セルフ飯テロで行きたくなった店その2
サークルの先輩、後輩と温泉巡りも兼ねてフラッと出かけた。
前回訪れたときに普通のラーメンを頼んで大満足だったので、なかなか来れないし奮発しようと肉ラーメン(チャーシューメン)を注文。一枚が手のひらほどの大きさがあるチャーシューが花弁のように丼を覆う華やかなラーメンが出てきて大興奮!
クセの少ないとんこつスープ、縮れ気味の中細麺、脂身の少ないしっとり柔らかチャーシューと、全体的にあっさりとしてまとまっているのがとんこつラーメンとしては珍しくて好みの一杯。
肉ラーメンのチャーシューは無料の替え玉1杯を頼んでもまだ余裕があるほどに大量なので、バランスよく味わうためには通常のラーメンでも十分満足かも?
新潟ポケ勢と機運を高めあっていた上越ラーメン遠征、記念すべき一杯目。
セルフ飯テロで行きたくなった店その3でもある
まだ食べたことの無かった昼限定の塩豚骨を食べたい欲もあったが、いざ注文する段階になると吸い寄せられるように塩ラーメンを頼んでいた…
相変わらずスープ、麺、具材すべての要素で完成度が高い至高の一杯!
前に食べたときからトッピングがワカメ→モロヘイヤ?に変わっていたが、ワカメがあまり得意ではない自分にはプラスに思える変更点だった。
惜しむらくは気温の変化かアレルギーで、万全のコンディションで食べられなかったこと…
上越ラーメン遠征二杯目
横浜の吉村家にはだいぶ前に一度訪れたきりだが、確かに醤油のアピールが強めなとんこつスープは共通点を感じるおいしさだった。ただ本家より若干味濃いめだったような?
普段ならライスをつけるところだったが、食べたのが前に一杯食べた後の14時過ぎという状態で腹の余裕が無さそうだったので断念;
3/16 上越 龍馬軒
麻婆担々麺
上越ラーメン遠征三杯目
遠征の締めくくりは以前から見た目にだいぶそそられていた龍馬軒に入店!
担々麺と麻婆麺の2つがウリということで、なかなか来られない店でどちらか一つしか食べられないのは心残りだな…と思っていたら「麻婆担々麺」という欲張りセットが数量限定であることを知り迷わず注文。
麻婆麺と担々麺が器の半分程度で分けられて盛り付けられている、食欲を刺激するインパクトのある見た目。
麻婆麺はとにかく辛い!アツアツなことも辛さを更にブーストさせているのか食べていて冷や汗が出てくるほど。逆に担々麺は胡麻が効いた濃厚な味わいで、同じ店の人気メニューでもここまでスタイルが違うのかと感心した。
ただ序盤に麻婆麺を重視して食べ進めたからか、強烈な辛さが後を引き後半には担々麺を存分に味わう余裕がどこかへ行ってしまっていたのは反省…
3/19 中央区 女池 麺や力ぷらす
汁なし麻婆麺+無料ライス、つけ合わせ
今まで住んでいた西区から会社に近い中央区へ引っ越したので、新居の近場のラーメン屋を開拓してみることに。
まず驚いたのがこの店、ライスと付け合わせの小鉢(この日はマカロニサラダともやしのナムル?)が無料、しかも何杯でもOKというサービス精神!
だいぶ腹が減っているときに訪れたので、ラーメンが来る前からもやしのナムルで米をだいぶかきこんでいた;
メインの麻婆麺は生姜が効いたピリ辛とまろやかさの同居したもので、数日前に食べた激辛麻婆麺との対照的な味わいが印象に残った。
太麺で麺と餡のからまりも良く早速当たりの店を開拓できてうれしくなって、無料ごはんをマーボー丼にして2杯も食ってしまったら満腹で苦しむという…
強いていうなら若干麺がやわらかい気がしたので硬めで頼んでみるのもアリかも?
3/21 長岡 安福亭神田店
もやしそば
友人の引っ越しの手伝いで長岡に行ったときに、良い評判を聞いて気になっていた安福亭に。
ベースは燕三条系の背脂醤油ラーメンだが、麺がツルツルのストレート太麺だったりタマネギの代わりに長ネギがトッピングだったりとところどころにオリジナリティーがちりばめられた一杯。
今回はもやしそばが食べたくて神田店に行ったが、本店には排骨麺なる骨付きチャーシューの乗ったオリジナルメニューがあるらしくそっちもいつか食べてみたい。
3/23 中央区 幸西 鶏と煮干しの中華そば市松
鶏白湯
中央区のラーメン新規開拓のため訪れた店。
鶏白湯と背脂醤油の2つがウリということでどちらを食べるか悩んだが、背脂醤油はそこそこの頻度で食べていたため久しぶりに鶏白湯を食すことに。
金色に輝くメタル丼にコーンポタージュのような黄金色のスープのラーメンが盛られている光景は見栄えが一辺倒になりがちな鶏白湯ラーメンの中でも印象に残るビジュアル。
味のほうも濃厚さは残しつつ、邪魔をしてくる鶏の臭みがない完成度の高いもの。平太麺も程よいやわらかさでスルスルいける。
途中まで食べ進めてから、卓上にあるハーブしょうが、ゆず唐辛子で味変をするのもまた違った雰囲気を味わえて面白い!
3/26 中央区 出来島 大江戸
醤油ラーメン大盛
中央区ラーメン開拓シリーズ
秋田のスタイルの醤油ラーメンらしい
細麺の歯ごたえとやや濁った濃いめの醤油スープが特徴的。卓上のニラの辛味和えを入れると一気に刺激溢れる辛口ラーメンに変化する。
あと何故かラーメン屋なのに焼きそばが有名ということで、後日頼んで食べてみたが、個人的にはそこまでピンと来るところはなかった…
3/28 中央区 出来島 きんしゃい亭南出来島店
A定食(ラーメン、ライス、温野菜)
中央区ラーメン開拓シリーズ
ザ・とんこつラーメンといった感じ
脂っこさと臭みも含めてのパンチ力がある
ラーメン単体だと安めの価格設定だが並では少々物足りなく、セットやトッピング、替え玉の価格が強気なので意外と出費が大きくなりがち
3/30 村上 あしら
とろ肉味噌ラーメン
社会人になる前の最後の悪あがきとして遊びに行ったときに食べたラーメン。
前の記事でのセルフ飯テロで行きたくなった店その4
しばらく頼んでいなかったので食べてみたかった味噌+学生最後の晩餐かもしれないし豪勢に行こうということで豪華めなとろ肉トッピング。
濃厚だけども塩辛いわけではないスープはあしらの味噌ラーメンってこんなだったなと思いだす味。しかしトッピングのとろ肉は、自分が苦手な煮凝りのようになった脂身が結構な量入っていて選択を間違えた;
記事書いてたら今度はつけ麺が食べたくなってきましたね…
前日が学生最後の晩餐といったな、あれはウソだ
なんか前の日にそういや明日もヒマあるみたいな話をしていたら2日連続で村上に来ていて、さすがに2日連続あしらは芸がないということで新たな店を探して入ってみた。
担々麺のバリエーションが豊富でどれを頼もうか悩んだが、写真で見たときのオレンジのきれいさに惹かれて味噌担々麺に。
オーソドックスな縮れ麺で、味を伝えるとしたら辛味噌ラーメンといったほうが分かりやすいマイルドなラーメン。たまにはこんなやさしい味の担々麺もアリだと思う。
もう一つの看板メニューらしかった塩ラーメンもいつか食べてみたい
4月
4/1 西区 小針 麺者風天小針店
ぱくぱくパクチーまぜそば特盛+デスザーサイトッピング
セルフ飯テロシリーズその5。
何回目かの来店で勝手が分かってきていたので、このあと特に予定もないし冒険してみようと特盛+怪しいトッピング「デスザーサイ」にチャレンジ。
混ぜる前にそのまま一口食べてみたが相当辛い!こんなの注文して失敗したか?と思ったが混ぜて食べていると案外気にならない!パクチーやレモンの爽快感に程よい辛味の刺激が加わってコレはコレであり
しかし特盛+追い飯はさすがに腹のキャパシティーを圧迫してきてキツかった…;;
振り返ってて思ったけどコイツ食いすぎて苦しんでた2日後に二郎全マシってマジか
でもしおわからの二郎ムーブで空腹だったからか意外となんとかなった印象。
麺と野菜の茹で加減がバッチリの当たりの日だったのも影響したか?
二郎は新潟、京都、仙台と何故か関東圏以外の3店舗で食べたことがあるが、個人的なお気に入りはやはり麺、スープのまとまりがある新潟なような気がする
ジャンク感が好きな人もいるだろうしどこがツボに入るかは個人の好みに大きく左右されるんだろうなとは思った
4/9 中央区 女池 麺や力ぷらす
みそちゃーしゅーめん+無料ライス、惣菜
中央区ラーメン開拓で気に入った麺や力が新潟情報のクーポンでチャーシュー麺を出していたのでたまらず駆け付けた
やさしい味わいの味噌ベースのスープにたっぷりの野菜がよく合うラーメン。
ただチャーシューは若干塩味が強いか?
麺を食い終わってもたっぷり残った肉と野菜でライスをガッツリいただきました
4/14 中央区 鶏と煮干しの中華そば 市松
背脂煮干し
以前鶏白湯を美味しく頂いた店のもうひとつの看板メニュー、背脂醤油ラーメンを食べに友人と来店。
背脂醤油にしては細めの麺だが、煮干しのいい香り、スープを覆いつくす背脂とシンプルなチャーシューは抑えるべきポイントをしっかりと抑えている感じ。
味変でゆず唐辛子を投入するとこってりさの中にさわやかな辛さが追加されて美味!
4/14 中央区 三吉屋 けやき通り店
もやしそば
なんかさりげなく1日2ラーメンしてますねぇ…
同じ醤油ベースと言えど、アッサリスマートな新潟醤油ラーメンの代表格、三吉屋は昼食べた燕三条系の背脂醤油とはまったくと言っていいほど違う食べ物。
極細麺と透き通った醤油スープはかなり好きな部類なのだが、麺が細すぎるがゆえに食べ応えがないのが欠点でもあった。
しかし、このもやしそばはそんな物足りなさを見事に打ち消してくれる一杯!
あっさりラーメンの上に乗せられたもやしと細切りチャーシューの炒め物は、本来のシンプルさを邪魔せずにちょうどいい塩梅でボリューム感をプラスしている。
次に訪れたときにもぜひリピートしたい一杯になった。
なんと振り替えるラーメンが多すぎて記事がめっちゃ長くなりそうなので、まさかの前後編二部構成にします!!!
書いてる途中で切り替えたから中途半端な区切りですまんな!
後編は数日後には公開予定
USM S8 最高レート2020、最終レート2014構築 「限界脱出雨」
S8お疲れ様でした。Mt.fujiです。
この記事では、USM2シーズン目のレーティング環境だったS8と、2,3月に出場したシングルバトルのポケモンオフで自分が使用した構築を紹介していきたいと思います。
↑画像で並べてみるとミミッキュがOLしてるのが思ったより気持ち悪かった
構築の出発点
前シーズンのS7で脱出トノ入りの雨パ
fujipokemon.hatenablog.com
を使い、潤沢な雨ターンを保ったままエースを無償降臨させられる安定感に手ごたえを感じたため、今シーズンも脱出雨ギミックを採用した構築で挑もうと考えていました。
しかし、雨を使っていて
・キノガッサの通りが良くなりがちで、相手の構築に採用されているとほぼ選出されるうえに良いように仕事をされてしまう
・水タイプを2体も採用している構築のわりに、雨選出できない場合にカバルドン、ランドロスといった相手の地面枠の対処に手こずる
といった不満点も感じていました。
キノガッサに対する明確な処理ルートについては、構築記事を読み漁っているうちにコケコのエレキフィールド+メタグロスという並びが有効かつ雨との相性もいいということで採用することにしました。
そして、コケコグロスの並びで一貫している地面タイプに優位を取れ、地面タイプを失いたくない相手が後出ししてくるポケモンに大きな負担をかけられるポケモンとして、水、飛行という広い攻撃範囲を持っているペリッパーを採用してみようと考えました。副産物として雨選出に組み込んで使うこともできるので、選出の幅が広がることも期待できはまっているのではないかといった予測もありました。
結果として雨に関連した水タイプが構築に3体もいるいびつな並びになったため、SMの全国ダブルで結果を残している「限界雨」というニョロトノ、ペリッパーを両採用する構築に倣って構築名は「限界脱出雨」としました。
(並びこそ似ていますが、この構築の内情は雨選出のために採用されているトノラグと雨が出せない場合の裏選出とのシナジーを考えて採用されているペリッパーという形なので、どんな相手が来ても雨選出をして押し切るダブルの限界雨とはコンセプトがだいぶ違うのですが)
ポケモンの個別解説(カッコ内の数値は努力値)
ニョロトノ@だっしゅつボタン おだやか あめふらし
ねっとう/ほろびのうた/アンコール/まもる
197-x-123-110-137-90
(H252 B220 D36)
天候始動要員その1。ラグの出しやすさからメインはこちらです。
技構成、調整すべて前シーズンと同じなので前シーズンの使用感も参照してください。
調整に不満を感じることは今期も特にありませんでしたが、カプ・コケコの拘り眼鏡所持率が上がったのかボルチェンに繰り出すとボタンが発動せずに倒されてしまう場面もあったため、最初は雨が降っていない段階でラグに引いて電気を無効化し、その後トノを後投げして草結びのケアをしつつ脱出を狙うといった立ち回りも必要なのかなと思いました。
イーブイバトンやコケコライドなどのバトンが見え見えな相手には初手に投げて展開を阻害しつつ、脱出ボタンを消費して後半で脱出せずに滅びの歌を入れられるようにする立ち回りも数回しました。
ラグラージ@ラグラージナイト いじっぱり しめりけ→すいすい
たきのぼり/じしん/れいとうパンチ/がんせきふうじ
175-178-110-x-111-112→175-222-130-x-131-122
(A252 D4 S252)
SMの雨パ不動のエース。
このポケモンも前期とまったく同じです。
1800↑あたりからはランドの前に脱出ボタンで無償降臨することが出来たときは大体裏読みで地震打ってました。
構築からステロ撒きがいなくなって確実性はやや下がりましたが、岩石封じのおかげでパルシェンやギャラドスに対面から打ち勝つことができるのは評価が高いです。
削れたギルガルドに持っていけると思って地震を打ったらHBに厚く振っていたらしく耐えられて弱保シャドボで倒されたときはタイプ相性をひっくり返す種族値の理不尽さを感じました…
ペリッパー@こだわりメガネ れいせい あめふらし
なみのり/ぼうふう/れいとうビーム/とんぼがえり
167-70-121-161-90-66 ※S個体値8~9
(H252 B4 C252)
この構築のコンセプトであり独自性。
水、飛行という2つの高火力なタイプ一致技を持ち、耐性面でも優秀なポケモンですが、種族値の低さゆえ相手の高耐久ポケモンに止められてしまうことが多いのが不満点でした。そこで、Zやメガネなどの火力強化アイテムを持たせるのはどうかと思い立ち計算していたところ、こだわりメガネを持たせた際の火力が道具補正なしでは受けられてしまっていた相手を受からなくすることが出来る絶妙な火力が出せることに気づき採用してみることに。
当初はテンプレタスキペリッパーに広く採用されているひかえめCSでの採用を考えましたが、タスキを持てない都合上耐久に不安が生じた点、また、コケコが出せないときにカバルドンのあくび展開に後攻とんぼを打つことで打開できたり、ポリクチなどの構築で相手が貼ったトリックルームを逆利用して暴れることが出来るメリットが存在する冷静HCという形で使うことにしました。カバルドン抜かれを達成するためにはS個体値8,9が必要です。すぐ下の実数値65付近にはローブシン、ガラガラ、ドラミドロあたりしかいないので最遅でもいい説はありますが…
技構成ですが、水技は命中安定で火力も十分に確保されている波乗りを選択。残りの2枠はマンダをワンパンできる(行動できれば)冷凍ビームと、ラグラージと組み合わせる際の使い勝手が向上し、カバルドンに後攻で当てることであくびループを抜け出せるとんぼ返り。ポリ2カビゴンあたりの再生持ち特殊高耐久相手が構築単位でキツいので冷ビをはたきおとす、毒あたりにするのもアリかもしれません。
最初は深夜テンションで思いついたクソポケモンなのではと疑心暗鬼でしたが、使ってみたらめちゃくちゃ強い!
タスキペリッパーの火力前提で暴風に平然と後出ししてくる水タイプをゴリゴリ削ってサイクルを崩壊させてくれました。
また、コケコグロスに打たれた地震を無効化し、なおかつ地面タイプを失いたくない相手の裏のポケモンに大ダメージを与えることによって大きなアドバンテージを取るという本来のコンセプト通りの働きもしっかりこなしてくれてとても頼もしいポケモンでした。特にカバルドンは昨今地震ワンウェポンの上コケコと同時選出していればあくびを打ってくることもほぼ無いため、このポケモンを後投げすることが安定択になるという強みも持っていました。
途中でミミッキュを採用し能動的にトリルを貼ることが出来るようになってからはトリルエースとしても活躍してもらいました。
クチートやアシレーヌといった有名なトリルアタッカーとは違い、あまりトリル運用を警戒されていない点が大きく、程よく消耗させたあとにトリルで2タテといった対戦や、序盤でミミッキュのトリル呪いとペリッパーで削り、トリルターンが切れ雨ターンが継続しているターンを使ってラグラージで〆るといったオシャレな動きを決めた対戦もありました。
タスキの行動保証を失ったせいで初手投げの安定感が減ってしまったり、Sを削ったせいでCSなら上から2回行動して倒せる相手が倒せないといった欠点もあるにはありましたが、それを補って余りある使い勝手の良さを持っていたポケモンだったと思います。
Sライン
無振りカバルドン-1
無振りクチートより遅い
無振り45族(ローブシン、ガラガラなど)+1
与ダメ
メガネ暴風でH252レヒレに57.1~67.4%、H252ナットレイに60.2~71.8%、コケコのエレフィ10万耐えメガギャラに56.6~66.9% すべて確2
メガネ雨波乗りでH252メガクチートに101.9%~ 確1
H252クレセリアに54.2~63.9% 確2 雨状態では月の光の回復量が下がるため3ターンほどあれば押し切ることが可能
被ダメ
無振りレヒレのムンフォ 41.3~49.1% 確3
いじメガラグの雨下滝登り 37.7~44.3% 確3
いじミミッキュのぽかぼかフレンドタイム 82.6~97.6% 確2
いじAぶっぱランドの岩石封じ 49.1~58.7% 乱2(98%)←いじタスキランドあたりには対面からでも勝てない可能性があるため耐久調整の検討もアリか?
カプ・コケコ@デンキZ おくびょう エレキメイカー
10まんボルト/めざめるパワー(氷)/ボルトチェンジ/どくどく
146-x-105-147-95-200
(H4 C252 S252)
このポケモンも前期からの続投枠。前期はトレーナーがメガネ電気を使うのがヘタクソという身勝手な理由でデンキZを持たせられていたポケモンでしたが、今期もこだわりメガネをペリッパーに奪われてしまったため引き続きデンキZに。
しかし、コケコグロスの並びを作る上ではポリゴン2、キノガッサあたりへのボルチェンダメを増やせるメガネのほうがかみ合っていた可能性は否定できません…
安定の10万ボルチェン以外の2枠は、マンダランドグライオンあたりへの最高打点となりうるめざ氷と、構築単位で重いポリ2、カビゴンに刺せれば勝ち目が出てくる毒をチョイス。毒があってもポリ2カビには少しだけ分が良くなるだけなのですが、たまにマッチングするヌケニンに対して初見殺しができる点は偉かったです。
コケコがいるのに初手にゲッコウガを投げてくる連中は裏に電気無効がいるかスカーフなことが多いのでボルチェンを打たずに脱出トノやグロスにバックする立ち回りを今期はしていました。割と当たります。
また、初手に出てくるミミッキュも呪い身代わり型が多くボルチェンに身代わりを合わせて裏に削りを入れようと画策してくるので、初手は10万で居座ることもしていました。Z来たらお通夜
後半はコケコの通りが悪い構築が多く、エレキフィールドで味方を眠らなくすることが主な仕事になっていました…
メタグロス@メタグロスナイト いじっぱり クリアボディ→かたいツメ
アイアンヘッド/しねんのずつき/アームハンマー/バレットパンチ
167-202-151-x-111-113→167-213-171-x-131-153
(H92 A228 B4 D4 S180)
ラグ入りの雨パの構築記事を漁っていて、裏のメガ枠としてコケコと組むことでキノガッサに強く出ることができ、また呼ぶナットバレルバナあたりの草タイプにも優位を取れるアムハン思念両搭載のメガグロスに魅力を感じたため採用。いじガルーラ(準速100族)抜きまでSに割き、余った努力値でCにあまり降らないメガゲンガーのシャドボを耐えられるHPを実現しました。
技構成は雨の裏選出で出されやすい上記のポケモン+ブルドヒなどのサイクルを破壊するための思念とアムハンは確定。アイへもテテフやブルルを確殺でき、命中100%に怯み3割付きという優秀な技なため採用。最後にサイクル破壊に特化した雷パンチか対面性能の向上が期待できるバレパンで悩みましたが、バレットパンチを選択しました。結果的には対面性能が重要になる対戦のほうがサイクル破壊よりも多かったため正解の選択だったと思います。
メガグロスをここまで本格的に使ったのは初めてでしたが、種族値の高さから大抵の攻撃を一発耐え高火力と広い技範囲で相手に負担をかけていけるのは強かったです。
1サイクル目のテテフ対面など圧倒優位な対面では相手が後ろのグロス受けに引く可能性を考慮して技選択をするようにしていました。
ミミッキュ@ミミッキュZ いじっぱり ばけのかわ
じゃれつく/かげうち/つるぎのまい→のろい/トリックルーム
155-143-113-x-126-123
(H196 A156 B100 D4 S52)
ここまでの5体で若干重いバシャーモ、ギャラドス、ボーマンダ、あるいはボルトロス、ゲッコウガなどを死に出しから誤魔化すことの出来るポケモンとして補完的な採用。
物理メガポケを受ける役割を持っているためABミミッキュがベースとなりますが、キノガッサにヘイトがたまっていたことから通常のABミミッキュより多少速い準速70族抜きまでSに割き耐久を落とすというどこかで見た調整を参考にしました。
バシャのフレドラが乱数耐えになってしまいましたが、結局シーズン通してメガバシャのフレドラを皮なしミミッキュが受けることは数回しかなく特に問題は感じませんでした。
初期はじゃれ影剣舞トリルで採用していましたが、カビゴンなどの自分で耐久を上げられる相手には攻撃上昇が通用しにくいため、どんな相手も毎ターン大幅な削りを行うことの出来るのろいへ。
結果的には身代わりを絡めたギミック系統に強くなり、またトリル展開後の退場がスムーズに行えるようになったため変更は正解でした。
ちなみにこの構築の最初期はゴツメランドがこの枠に入っていて、対面操作とエースのお膳立てをするつもりでしたが、めざ氷を搭載した氷タイプが今よりもはるかに重く、出場した完熟オフの決勝Tで霊獣ボルトロスに3タテされたため変更となりました。
選出
前シーズンに使った構築は雨選出と非雨選出の役割分担がハッキリしていて、雨の刺さりが悪そうなときは雨に頼らない4体のうちから3体を選出することが普通でしたが、この構築は雨に関連しない選出が1通りしかできないことや、個別解説でも述べた通りペリッパーの単体性能が高いことから、雨を止めてくるポケモンが1匹程度であれば雨選出を出していくこともよくありました。
雨選出する場合の基本選出。初手コケコのボルチェンで相手を削りつつトノで脱出して、エースのラグラージで雨ターンを最大限活用して勝ちに行く並びです。電気無効枠さえ倒してしまえばコケコも相手を2体以上持っていくことの出来る性能があるので、詰めていくのにラグとコケコどちらが重要かを常に頭において立ち回りましょう。
命中安定と高い素早さという強みを持っていて、出せた場合の制圧力は素晴らしいです。
前シーズンで使っていた脱出雨と同じコンセプトだったので、後半は相手の立ち回りへの読みが使い初めのころよりだいぶ洗練されてきたなと感じました。
しかし、脱出トノというポケモンの性質上アタッカー2体で相手のポケモン3体を見なければならず、その思想は様々なストッパーが存在する現環境では使いづらさがあるといわざるを得ない場面も多かったです。
ラグラージを出す必要がある構築に、カプ・レヒレなど水タイプの高耐久ポケモンがいる場合はこちらを出すことが多かったです。ミミッキュの皮をトンボルチェンで剥がそうとしてくる相手はそこそこの数いるため、そこへ脱出トノを後出しすることで有利対面を作り出すことができます。
相手の構築に電気技が多数仕込まれている気配がなく、ペリッパーがワンパンされにくい状況であると判断した場合はこの3体を出します。ミミッキュでトリルを展開しペリッパーで暴れ、トリルが切れたタイミングでラグラージで〆る、あるいはペリッパーを先頭におき天候を取ってラグラージで相手を削り、ミミッキュとペリッパーのどちらかを一貫させるといったゲームプランを持って戦っていました。
真の意味での限界雨選出です。電気の負担が薄いなおかつ水の通りがいいときにたまにしましたが、天候は取れても鈍足微妙耐久2体の選出になってパワーが下がり、ラグラージへの依存が強まってしまうためあまりオススメしません。
雨が出せない場合はこの3体の並びがメイン選出となります。コケコグロスの高火力を警戒して相手は物理耐久の高い地面タイプを選出してくる可能性が高いので、そこにペリッパーをぶつけて相手の受けまわしを間に合わなくすることが理想の勝ち筋です。
コケコグロスの並びには炎も一貫しますが、一度ペリッパーを出してしまえば雨が止むまで炎技を実質等倍や半減とみなして立ち回ることができるため、だいぶ余裕が生まれます。
オニゴーリやペンドラーなど、身代わり絡みのギミック構築にはこの選出をしていきたいです。グロスとペリッパーの相性補完を活かすのみでなく、ミミッキュペリッパーの並びでトリルを能動的に決めに行くこともできるため、対戦の中で相手の選出に合わせて取ることの出来る立ち回りが多い印象がありました。
裏選出でも単体性能が高い3体なため選出してもある程度の仕事はしますが、地面の一貫がありすぎるうえに、環境に地面枠が不在の構築がほぼ存在しないのであまり出せません…
重いポケモン
・霊獣ボルトロス
雨選出できればラグラージが優位を取れますが、裏に電気の一貫を切れるポケモンがいないため雨を出せない場合辛い相手です。ラグラージでもまれにスカーフ草結びで出落ちして試合終了のパターンもありますし気を抜けない相手です。
・ポリゴン2
雨選出でHBポリ2と当たってしまった場合、雨滝登りも余裕を持って耐えてくるためなんとかコケコで毒を入れるか怯みを引くかしか突破方法がありません。
裏選出でもDLで特攻を上げられがちで負担がかかりやすいこと、またペリッパーのSを下げているせいで削りを入れる前に上から電気技即死の危険も大きいため、ちょっと面倒なポケモンです。
・カビゴン
雨、非雨共に搦め手が少ないので鈍いとリサイクルで要塞化してくるとキツいです。特防が高いためペリの波乗りが半分ちょっとしか効かず、リサイクル連打で雨を枯らして受けきられてしまうのもキツポイント高めです。
持久戦型を警戒しまくってたら一回初手ノーマルZ→自爆で1.9体持っていかれて負けた対戦もあり、苦手でした。
・ギルガルド
数値高すぎてメガポケモンの一致弱点技を耐える可能性がある理不尽です。グロスが技スぺの関係上ほぼ為す術がないため、非雨選出だとコケコで無理やり削って勝つという細い勝ち筋に頼るしかありません。
雨をつかってもラグの地震が中乱数1程度にしか効かず、耐えられた場合にはゴーストZか弱保発動シャドボが飛んでくるため返り討ちがキツイです…
・メガハッサム
裏選出がペリッパー以外比較的苦手としているポケモンなので、雨が出せないときに対処に困ります。
また、ペリッパーはバレパンを半減しつつ波乗りで押し流すことができるはずなのですが、ハッサムに素早さで負けているせいで、剣の舞を積んだ後の泥棒持ちがかなりきついです。
・スカーフゲッコウガ
コケコの個別解説でも説明しましたが、あからさまだったら対面バックで対応しましょう。
草結び持った特殊型はバックしても解決策があるわけではないのでNG
・受けループ
受けまわし系統の構築に入っているドヒドイデについては崩す手段を多く持ち合わせていますが、ムドー、ヤドランあたりとラッキーで受け回されるとほぼ勝てません。
基本的な勝ちパターンとしては、ペリッパーの前でナメた物理受けが居座ってくれるか、あるいはグロスのアムハンを極限まで隠して奇襲するかになります。
結果・総評
USM シングルレートS8
TN:fuji 最高・最終2014(203位)
TN:メリル 最高2020、最終1956(588位)
2/11 第4回完熟オフ(48人規模)
予選4-1(2位抜け)、決勝T1回戦敗退(ベスト16)
※完熟オフ使用時はミミッキュ→霊獣ランドロス(HBゴツメ)
3/3 第1回SMC(スーパーモロカップ)(60人規模)
予選3-4 予選落ち
3/10 第9回とんぽけオフ シングルの部(23人規模)
予選4-1 予選落ち(1,2位との直接対決三すくみによるジャンケンによる)
前シーズンに続けて雨パでレート2000に到達できてうれしかったです。また、今回はあまり見ない(SM序盤だとごく少数いたらしい)メガネペリッパーというポケモンを使ってみましたが、思いのほか良好な使用感で、実際に結果も出すことができたため、今後構築を考えるときの思考の幅を広げるという意味では収穫が大きかったと感じました。
そして、SMシーズン1、6,7あたりのレートに時間を割くことができていたシーズンでチャレンジしてはいたものの、達成することができていなかったメイン、サブの2ROM2000を達成することができたことは個人的にとても嬉しかったです!
ただ、2000到達がシーズン終了間際で、どちらか一つを保存してもう片方でプレッシャー少なく潜れるという2ロム体制のメリットをあまり活かすことができず、更に上に上ることができなかったのは少し悔しいです。
脱出雨を2シーズン続けて使ってきたことになりましたが、強さを存分に実感できた反面、数的不利をどうしても取りやすいなどといった問題点も目に付くようになったため、S9では脱出雨以外の構築も触ってみて強みや弱みを学び、自分に合っている構築がどれなのかを考えていきたいと思っています。
他を使ってみてやっぱり脱出雨のほうが使い勝手がいいとなればしれっと元通りで使っているかもしれませんが()
今期レートで対戦した方、参加したオフでお世話になった運営、参加者の方、ありがとうございました!
また、構築記事を参考にさせていただいた先駆者の方もありがとうございました!
長い構築記事になってしまいましたが最後まで読んでくださってありがとうございました。質問等ありましたらこの記事のコメントかtwitter @l_nihamakene までどうぞ!
RMレート2000達成構築「塩軸新潟ラーメンスタン」
※クソ記事です※
Mt.fujiです。
せっかく自分のブログを持ったことだし、新大ポケサーブログには書けないどうでもいいネタの一つや二つ書いてみようかと思い立ったので、まずは自分が好きなラーメンの話をしようと思います。
どうでもいいネタならさんざんTwitterでやってるだろと言われればそれまでなのですが、ブログという形式のほうがある程度まとまった文章を書く場合には適していると考えているので、今回は記事という形式をとってみます。
ただ紹介するだけだとラーメンデータベースや食べログに勝る要素がないので、構築記事で培ったノウハウを活かしたポケモン構築記事風のラーメン紹介をしてみることにしました。
※タイトルはRM(→Rラー Mメン SMではない)(脳内)レート2000達成構築なのでポケモンのレーティングバトルとは一切関係ありません。
構築の出発点
約4年前、大学進学を機に新潟へやってきた自分ですが、新潟のいいところとしてイチ押ししていきたいのがラーメンのうまさです。新潟は県土の広さもあって多種多様なラーメンがありますが、そのどれもクオリティが高いレベルで安定しているという印象を受けました。
それらのラーメンのうちから、自分の嗜好をもとに数を絞って紹介することで新潟のラーメンの魅力がよりよく伝わると考えたため、今回の構築を組むこととなりました。(ようは自分が好きなラーメンを推していきたいだけ)
なお、自分が現在住んでいる新潟市を中心とした下越エリアのラーメン店に行く機会が多く、中越、上越、魚沼などのラーメン店は訪問できていない店も多く存在するため、今回の紹介も下越エリアの店が多めに偏ってしまっています;
今後も機会を見つけて開拓していきたい…
ラーメンの個別解説
基本的に紹介(採用)されている順にオススメ度が高いです
上越市にある超有名店。開店30分前からもう行列ができるレベルの人気店です。上越方面に行く予定があるときは多少無理をしても行きたくなるぐらい好きです!
看板メニューの塩ラーメン「旨塩鶏麺」は透き通った塩味のスープに細縮れ麺が良くマッチするもの。透き通っている塩ラーメンは薄味だったり、反対に塩が効きすぎていて塩辛さの主張が強すぎたりするものもありますが、このラーメンは絶妙なうまみのあるスープがとても美味しかったです!店名にもついているあごダシと鶏のダシのそれぞれのクオリティとバランスが絶妙なんでしょうね。
トッピングの鶏チャーシューと鶏肉の炙り焼きのそれぞれ違った食感も美味しく食べていて飽きが来ません。スープに浮いている焦がしネギもいいアクセントになっていました。
また、この店には塩に次ぐメインメニューとしてとんこつラーメンがあります。↑の写真は夜限定の黒濁白湯麺(黒とんこつラーメン)ですが、こちらも濃厚なスープとマー油のいい香りがとても食欲をそそる美味しいラーメンでした。
昼に数量限定で出る塩とんこつラーメンやそのほかの限定メニューもいつか食べてみたい…!
塩ととんこつ、2つのメニューのどちらも絶品で、行列に並んでも食べたい人を量産する破壊力の高さは、2種類のメガシンカを持ちどちらも高い火力を持ったリザードンといったところでしょうか。塩ととんこつで透き通ったスープと濃厚スープという風にタイプが違うところもX,Yで大きく型が変わるところに似ています。
駅からけっこう距離があり、車を持っていないと訪れづらい場所ですが(一応直江津駅から徒歩、バスでも行けます)、頑張って行ってみる価値はある店だと思います!
まっくうしゃ 塩つけ麺 新潟県新潟市中央区上近江2丁目2-27-1
新潟市中央区に2店舗ある「まっくうしゃ」のうち、上近江店で食べることができる塩つけめんです。
まるでパスタのような平打ちの太麺はのど越しが良くツルツル食べられます。エビの香りが食欲をそそる塩ベースのつけダレも濃厚で麺によく合います。
トッピングの大きな輪切りチャーシューと平たく分厚いメンマはインパクトがありますが、どちらも柔らかく食べやすいです。
つけダレに浮いたマー油を混ぜると味が変化するのもまた美味!
自分のイチ押しはつけ麺ですが、塩ラーメンもまっくうしゃ上近江店の看板メニューのひとつです。
こちらも鯛とエビのいい香りがする濃厚な塩ラーメンでおいしいですよ!
また冬季限定?メニューの濃厚担々麺も、ゴマをふんだんに使ったクリーミーなスープに食べ進める箸が止まらないうまさでした!砕いたカシューナッツが乗った肉味噌を混ぜるとピリッとした辛さが追加されて引き締まります。
つけめんのオンリーワンな平打ち太麺という特徴を持ち、濃厚スープとのシナジーの良さでファンを逃さないこのラーメンは、特性かげふみと滅びの歌というシナジーの高い技によって相手をキャッチして逃さないメガゲンガーのようなラーメンです。たまに遭遇するタスキ型も非常に強いのも限定メニューが美味しいこの店に似ている…ような気が…?
また、新潟駅近くにあるまっくうしゃのもう一つの店舗では味噌ラーメンをメインに、系列の本店である中央区にあるいっとうやでは魚介と豚骨ベースの醤油ラーメンをメインに据えて営業しており、その2つのお店もどちらも美味しいですよ!
荒川らーめん魂あしら 胡麻たっぷり担々麺 新潟県村上市切田1217-6
新潟県の北の端、村上市で食べることのできるラーメン。(北の端といっても村上市自体がかなり広く、あしらは中心市街地に近いところにあるので思ったよりは遠くないはず…)
メニューの名前の通り、ゴマをふんだんに使ったドロドロした濃厚スープはインパクト抜群です。濃いスープが良く絡んだ麺はとても食べ応えがありおいしいのに加えて、トッピングのチンゲンサイ、キクラゲ、カシューナッツなどで食感のアクセントがあってどんどん食べ進めることができます。
ラーメン全品大盛り無料なので満足いくまで量を食べられるのもグッド!
また、この店は豊富なメニューも大きな特徴で、 それぞれのレベルも高い水準で安定しているのもすごいところです。↑の梅塩つけ麺もさっぱりとしたつけダレに全粒粉の歯ごたえの良い麺がかみ合ってオススメ!
看板メニューは味噌ラーメンなのですが、食べたときの写真を紛失しているという痛恨のミス… これもまろやかでおいしいので上二つに負けないぐらい推せます。
多くのバリエーションのラーメンがあり、そのどれもがハズレないという、何度も通いたくなるラーメン屋です。
その様子は特性変幻自在と技範囲の豊富さで抜群の器用さを誇るゲッコウガのよう?
蒲原ラーメンきぶん一 蒲原ラーメン 新潟県新発田市月岡温泉669-1
下越の新発田市、県外にも有名な月岡温泉の温泉街の中にあるラーメン屋です。
訪れた回数は少ないですが、温泉に来ている人も訪れるのか店内は大盛況でした。
メニューは蒲原ラーメンとチャーシューが増量する肉ラーメンのみというシンプルなもので、看板メニューへの自信がうかがえます。
分類としては豚骨ラーメンになるものでしょうが、非常にあっさりとしていて飲みやすいスープと薄切りかつしっとりとしたほどよい歯ごたえのチャーシューが、従来のこってりとした豚骨ラーメンのイメージをいい意味で裏切ってきます!
あっさりスープによく合う細麺は一回目の替え玉が無料で、あっという間にスルっと一杯目を食べて替え玉をお願いしていました。
肉ラーメンは大量のチャーシューに丼が覆いつくされるほどの大ボリューム!
ポケモン要素としては薄く平べったい丼がナットレイに似ているような気がしなくもない?()
最近行けていないので記事を書いていたらもう一度食べに行きたくなってきました…
関屋福来亭 もやしそば 新潟県新潟市西区小新1546-2(移転前:新潟県新潟市中央区関屋大川前2-3-10)
新潟県の名物として県外の人におススメされている「新潟5大ラーメン」(新潟市のあっさり醤油、燕・三条の背脂醤油、長岡市の生姜醤油、新潟市の濃厚味噌、三条市のカレーラーメン) の一つ、背脂醤油ラーメンからの紹介。
この福来亭の原点は本場の燕市、三条市にあった本店からののれん分けだそうです。
背脂醤油ラーメンは、濃い味付けの煮干しが効いた醤油スープと極太平麺、そしてスープを覆いつくすように大量に乗せられた背脂のインパクトが強いラーメンです。
福来亭のラーメンはそれらの特徴をしっかりと抑えつつ、くどすぎない適度なしょっぱさと背脂がオリジナリティを出しています。
特に、自分が訪れたときに食べた「もやしそば」はメンマ、チャーシュー、刻みタマネギ以外のトッピングが乗ることが少ない背脂醤油ラーメンとしては珍しいものでしたが、もやしのあんかけの野菜の歯ごたえがラーメンを食べ進める上でのアクセントとなりとてもおいしく食べられました!
現在は店舗が移転し、2018年3月現在もやしそばは提供していないそうですが、新店舗での営業が順調に進んでぜひともメニューに復活してほしいと思います。
↑新店舗で食べてきたラーメン スタンダードな背脂醤油ラーメンのタマネギトッピングの代わりに長ネギが乗っているのが福来亭風
麺を大盛りにすると二郎系にも勝るとも劣らないレベルのボリュームで味わうことができます。
ポケモンに例えると登場以来独特の耐性と高いステータス、優秀な特性で長く支持され安定した地位を築いている霊獣ランドロスのような印象。パーティーの安定感を底上げしてくれる信頼できるポジションです。
麺者風天 ぱくぱくパクチーまぜそば 新潟県新潟市西区小針5丁目1-53
最後の一枠は既存のラーメンという枠にとらわれず、チャレンジ精神溢れるメニューを展開する麺者風天のまぜそば。
モッチリとした角太麺にたっぷりのパクチーをはじめ、ピリ辛な味付けのひき肉、カシューナッツ、小エビなどのトッピングを卵の黄身や器の底にある少量のタレと混ぜ合わせて食べるパクチーまぜそばは、パクチーの独特の香りによってラーメンを食べているとは思えない爽やかさを楽しみながらあっという間に食べきることができます。
パクチーまぜそばを頼むと店員さんが持ってきてくれるスパイシーなシラチャーソース(写真右手前の赤いソース)とエスニックな香りが楽しめるナンプラー(写真右奥のソース)によって味の変化を楽しむこともできるのもgood。
麺を食べ終えたらセットでついてくる追い飯を器に入れることによって、二度美味しさを味わえます!無料サービスなのにただの白米ではなくチャーシューが混ぜ込まれた炊き込みご飯というところに店側のこだわりを感じました。
看板メニューの汁なし辛肉まぜそば(↑ チーズ、温泉卵は別途トッピング)もボリューミーな太麺とピリ辛ひき肉、ネギやニラがマッチした美味しいメニューなので、パクチーの独特な香りが苦手だという方は是非こちらを!
そのほか通常のラーメンやつけ麺もあり、それらすべて大盛+10円、特盛+20円という良心的な価格設定となっているため、腹いっぱいラーメンを食べたいという人にもおすすめのお店です。
ポケモンに例えると、独特の広い技範囲と耐性、高い特攻によって受けサイクルを崩壊させる攻撃的なポケモン、霊獣ボルトロスのよう。一度食べてみると意外なおいしさにあなたのラーメンに対する受け思考も破壊されるかも?
総評
以上、4年間新潟で食べてきたラーメンの中から厳選し組みあげた構築(?)でした。
新潟5大ラーメン、ラーメン二郎といった有名店や食べている頻度が高いTTMやイエローといった大学周辺のラーメンも紹介の候補に挙がったのですが、訪れやすさやネームバリューを抜きにして個人的に美味しかったラーメンを選んだ結果こうなりました。
紹介したラーメンはどれもオススメなので、写真や解説を見て気になったものがあったら是非一度食べてみてください!
塩系統が多めなのは新潟のラーメンの傾向というわけではなく単純に自分の好みです()
後半は当てはまるポケモンを考えるのが結構大変で苦労しましたね…
のわりには日常生活で全く役に立たない例えなのがむなしい
しょうもないクソ記事でしたが書き出してみることで自分のラーメンの好みや以前訪れた店を改めて思い出す機会にはなりました。
自分は来年からも新潟にいることになったのでこの記事のラーメンやまだ開拓していない新たなラーメンをこれからも食べていきたいと思います。
こんなどうでもいい内容に最後まで付き合っていただいてありがとうございました。おわり!
USM S7 最高・最終2005+第39回あんぐらオフ準優勝構築 トノラグ+ボディパカグヤ
お疲れ様です。Mt.fujiです。
今までは宣伝も兼ねてポケサーの公式ブログで構築記事を書いていたのですが、そろそろ卒業ということで自分もポケサー離れしないといけないところもあるなと思い、これからは自分のブログで構築記事を書いていきます。
この記事では、USM発売後最初のレーティング環境となったS7と、1/14に開催されたサンムーンのオフライン対戦会「第39回あんぐらオフ」のシングルバトル部門で自分が使用した構築を紹介していきたいと思います。
構築の出発点
前シーズンのS6でミズZトノ入りの雨パを使っていたのですが、雨ターンの管理とエースであるラグラージを安全に繰り出す手段の乏しさに難しさを感じたため、次に雨を使うときにはエースのラグラージを安全に場に繰り出すことに長けた脱出ボタンを利用した雨展開の構築を使ってみようと考えていました。
脱出雨の構築記事を調べていたところ、インコさんのコケコトノラグ+ランドバシャカグヤという並びが裏選出のパワーがあり、なおかつ一度使ってみたかったボディパージ+ヒコウZテッカグヤというポケモンが採用されている点に魅力を感じたため、まずはそのままの並びで使い始めてみました。
自分で廻してみると、想像以上に6体の並びが完成度が高く、下手に手を加えて構築の完成度を落とすよりは個々のポケモンの型の微調整に留めたほうがいいと感じたため、数匹の努力値や技の変更のみで扱っていくことにしました。(要はほぼ丸パクり)
構築の出発がこういった経緯なので参考元の構築記事と併せて読んでいただくことを強く推奨します;
この記事では変更を加えた点や、参考元の構築が登場した当時のS5からUSM環境のS7で周囲の環境の変化による動きやすさの違いがあったかどうかについて詳しく記載していきたいと思います。
ポケモンの個別解説(カッコ内の数値は努力値)
ねっとう/ほろびのうた/アンコール/まもる
197-x-123-110-137-90
(H252 B220 D36)
天候始動要員。
S1にトノグドラで使っていたときの調整をそのまま流用しましたが、コケコのエレフィ10万やテテフのメガネサイキネ、Cを削ったZサイキネも耐えたりしてクッションとしては文句のない耐久でした。新要素のミミッキュZやアーゴヨンの流星Zも積まれてなければ耐えます。
技に関してもアンコールまでの3枠は確定で、守るが毒との選択になるか、といった感じでしたが、ラス1で数的優位を取った際の詰め性能やZ技を守るで透かして安全に脱出するといった面での安定感がある守るの方がだいぶ優先度が高いと思われます。
カバ+ゲッコウガみたいな並びの相手に一度脱出したあと天候を取るためにカバに後投げするような場面では、相手が裏のゲッコウガに引いて身代わりを貼ろうとしてくるため、カバに突っ張らずに裏のラグに引いた方がアドが取れる場合が多いです。
ラグラージ@ラグラージナイト いじっぱり しめりけ→すいすい
たきのぼり/じしん/れいとうパンチ/がんせきふうじ
175-178-110-x-111-112→175-222-130-x-131-122
(A252 D4 S252)
メガ枠を消費してしまうものの、他のすいすいポケとは命中安定と耐久力の差で一線を画す強さを持った雨エース。
ミミッキュZの登場で耐久に振り分けることも考えましたが、そもそもの火力、素早さがギリギリすぎて火力を削るデメリットが大きすぎると考えASぶっぱのままに。(そもそもABミミッキュが増えすぎていてASミミッキュに積まれてない状況でZ+影打ちを打たれる場面が少なかった)
タイプ一致二つとマンダをはじめとしたドラゴン意識の冷凍パンチは確定で、4枠目の岩石封じはリザYの死に出しで雨を止めようとする立ち回りをしてくる相手に刺したり、非雨下で岩石から入ってSを逆転させるために使ったりします。
脱出トノ展開の場合初手のリザYをコケコで牽制することができ、死に出しメガ前リザYvs雨下ラグラージの対面を作りやすいため、岩石封じが活きる場面が多かったように感じました。
カプ・コケコ@デンキZ おくびょう エレキメイカー
10まんボルト/めざめるパワー(氷)/ボルトチェンジ/とんぼがえりorちょうはつ
146-x-105-147-95-200
(H4 C252 S252)
元の構築から手が加えられているポケモンです。参考元の構築ではこだわりメガネを持っていましたが、電気という無効の多いタイプで拘ることのデメリットと終盤数的不利を取ってしまった際、相手を1体倒したあと技を打ち分けて巻き返すことができないデメリットが気になったため、1回きりですが火力を失わずに技も打ち分けられるデンキZに変更しました。
コケコトノラグの表選出をした際にメガネ10万だとABミミッキュが中乱数ぐらいでしか飛ばせずラグラージ共々ABミミッキュに止められてしまう可能性があった点や、メインである選出にZ技を絡めない点が気になったのもあっての変更でした。
裏選出の際にテッカグヤとZが被ってしまうこともたまにありましたが、どちらのZもとりあえずでぶっ放すのではなく、終盤の詰めやボディパージから全抜きしていく場面で使っていくものだったのでそこまで窮屈には感じませんでした。
多くの相手に等倍以上を取れるマジカルシャインの採用も考えましたが、火力強化がなくフィールド補正もかからない技で一貫を取ったところで得られるメリットが少ないと判断し、交代読みでランドロスやグライオンに刺すことができれば大きなアドバンテージを得られるめざ氷を採用しました。
最後の一枠はいろいろ試してみましたが、クレセリアなどの再生回復持ちの数値受けやギミック構築に刺して優位を取ることの出来る挑発か、初手にタスキランドと対面した際に相手の体力を削りつつ後ろの脱出トノなどに繋げるとんぼ返りの使い勝手が良かったです。この枠については流行りや使用感によって替えるのがよさそうです。
・10万ZでABミミッキュ(H164振り)に115.2~135.8%(確定1発)
・めざ氷で耐久無振り霊獣ランドロスに82.4~97.0%(確定2発)
じしん/がんせきふうじ/だいばくはつ/ステルスロック
165-216-110-x-100-143
(H4 A252 S252)
参考元からの変更はありません。
ひかえめスカーフテテフに対して岩石封じを打つことで2回行動を保証される陽気での採用も考えましたが、意地でないと威嚇を入れられた状態の岩石封じでボーマンダに身代わりを残される確率が上がってしまうデメリットの方が大きいと判断したため変更しませんでした。
優秀なタイプに威嚇とタスキ、岩石封じによる行動回数の確保がありとても使いやすかったです。トノラグが見えているためか初手でスカーフ警戒をされることもあり、タスキの行動保証が活きやすい並びになっていると感じました。
ステロを撒いたのちは対面の相手に削りを入れ裏のエースたちが動きやすくすることが主な仕事でしたが、時々大爆発を読まれたゴーストタイプへの交換をされて十分に活かせずに倒れてしまうこともあったため、散り際に多少ダメージは落ちても地震や岩石封じを押す選択も必要になるときもあると感じました。
・A↓1岩石封じでHSベースメガマンダ(リザYめざ氷耐えのよくいるやつ)に23.0~28.3%(乱数で身代わり破壊)
181-165-90-x-90-129→181-209-100-x-100-149
(H204 A76 S228)
変更点その2。ミミッキュZの登場で上昇した火力を活かすために、準速ミミッキュが環境に多いと考え、どこかで見た準速ミミッキュ抜きまで素早さを削り、耐久を厚めにした調整で使用しました。
ここまでHPに振り分けると強化アイテム無しのゲッコウガの水手裏剣を5発確定耐えするそうです。 実際にゲッコウガの水手裏剣5発を耐えて勝った対戦はありませんでしたが、HPが上昇しているおかげでフレアドライブの反動や相手の先制技での消耗を抑えることができているのは実感できたので、使い勝手は良好でした。
参考元でもバトンタッチの使用頻度が低く変更もアリと書かれていて、なおかつS7は新ポケのアーゴヨンとの相性が良好なギャラドスが流行していたためそこに刺せるかみなりパンチを採用してみました。
実際には想定していたギャラドス以外にも、B方面が薄いカプレヒレに交代読みでぶつけることによって勝つことができたり、ゲッコウガへの命中安定の打点になったりと使いやすかったです。
攻撃に努力値を振り切ることでフレアドライブ+ステロでABミミッキュを高乱数で倒すことができたため(現状は12.5%の低乱数)、いじASベースでの運用もアリかもしれません。ただしAに振り切ってもHBに厚いレヒレは確3なので注意。
テッカグヤ@ヒコウZ おくびょう ビーストブースト
173-×-124-155-125-124
(H4 B4 C220 D28 S252)
古代兵器ボディパヒコウZカグヤ。
S5あたりではよく見ましたが最近はめっぽう見なくなったような気がします。
そのせいもあってかあまり考慮されることがなく、大暴れすることができました。
ステロさえ撒いていればよく出てくるリザードンはエアスラZで飛ばせるので恰好のカモ!
技構成については宿り木をラスターカノンやめざパなどの攻撃技に変えることも検討しましたが、低速相手へのやどみがでの削りがそれ以上に重要だと考えたため結局変更しませんでした。
ステロ込みのエアスラZで耐久に振っていないアーゴヨンを確一に出来るので、無傷で対面を作れた場合はボディパージからのヒコウZでイージーウィンが狙えます。
努力値をCSに大きく割いているため普通の耐久型カグヤと同じように後出しで扱うとすぐ消耗してしまい、抜きエースとしての役割を果たしづらくなってしまうため、なるべく死に出しで繰り出すようにしていました。
対面している相手には優位を取っていても裏に炎や電気の強力なポケモンが控えているときはそれを見越して宿り木の種やボディパージを打っていくことが大切です。
・エアスラZで耐久無振りアーゴヨンに88.6~104.7%(ステロ込み確定1発)
・エアスラZで耐久無振りカプ・コケコに44.1~52.4%(半分程度の消耗があればコケコ相手でもボディパからのエアスラZで勝てます)
選出
まず相手の構築へ雨の通りがいいかをチェックします。
雨の通りが悪そう(あたりがいる)な場合は雨要員のを除いた4体の中から選出を考えます。挙げているポケモンのうち1体だけならまだ出せますが、2体以上いる場合は雨を出してもロクなことにならないので出しません。自分は1体でもいたらわりと選出を躊躇うことも多かったです。
雨が出せる相手の場合
初手コケコのボルチェンで相手を削りつつトノで脱出して、エースのラグラージで雨ターンを最大限活用して勝ちに行く並びです。電気無効枠さえ倒してしまえばコケコも相手を2体以上持っていくことの出来る性能があるので、詰めていくのにラグとコケコどちらが重要かを常に頭において立ち回りましょう。
命中安定と高い素早さという強みを持っていて、出せた場合の制圧力は素晴らしいです。
まれにやといった選出もします。
雨が出せない相手の場合
or
最初に挙げた雨できついポケモンが相手の構築にいる場合、十中八九それらが繰り出されるため、ランドロスでステロを撒いて残りの3体のうちの2体で繰り出されるポケモンたちに優位を取っていきます。カバルドンやランドロスを一手で対処できるポケモンが少ない見た目をしているため積極的に選出されがちなので、それらに優位を取れるテッカグヤの選出率は高めです。
レヒレがいる構築にバシャーモで有利対面を作るとほぼレヒレバックの動きを取ってくるので、かみなりパンチを当てていけるとだいぶ勝ちに近づきます。
基本的には先発ですが、相手にジャローダがいる場合は雨への有効打にもなるからか非常に初手に出てきやすいため、かかを先発にして有利対面を作っていきましょう。
対受けループ
カプ・コケコでエレキフィールドを展開し、バシャのかみなりパンチで受けに来るドヒドイデを消耗させていくのが主な立ち回りになります。ただ瞬間的に火力を強化する積み技を持っていないため、相手の立ち回り次第では受けきられてしまうこともあるので万全とは言い難いです。その場合はカグヤで宿り木を撒いてからエアスラ怯みを狙うクソゲーをしましょう()
対雨
水技への耐性が薄い構築なので雨ミラーは非常に苦しいです。ただしバシャで2加速するかカグヤでボディパすればすいすいラグの上を取れるので天候の切れ目やカグヤの死に出しで何とか対処していました。
雨が刺さっているかどうかのチェックを済ませれば4体から3体を選ぶだけなのでかなり選出を決めやすい部類の構築だと思います。
正確に測っていないので体感ですが、雨選出:非雨選出の割合は3:7程度だったと思います。
さすがに雨を出す回数がだいぶ少なかったので表選出、裏選出という言葉に当てはめることはできませんでした…
参考までにあんぐらオフの11戦での選出回数を載せておきます。
ニョロトノ 2/11
ラグラージ 2/11
カプ・コケコ 5/11
霊獣ランドロス 9/11
バシャーモ 6/11
テッカグヤ 9/11
重いポケモン
雨選出をした場合草技の通りが非常によくなってしまい、タネマシンガンの回数によっては1体で半壊してしまうことも。非雨選出の場合はタイプ相性はそこまで悪くないのですが胞子での眠りが厄介で眠ったポケモンたちの自覚が求められるので心臓に悪く、なるべく戦いたくない相手です。
・マリルリ
水技の一貫がある構築なのでハチマキを持たれて水技を連打されているだけでも辛いですが、真の恐怖はノーマルZ腹太鼓型。コケコ以外でワンパン出来る手段を持っていないため、Z腹太鼓で全回復からの6段階上昇アクジェで全滅します…
さすがにそこまでいない型だったのであまりやられずに済みましたが;
レヒレの場合はともかく、マリルリやアシレなどの高火力水フェアリーが相手に存在する場合は雨を逆利用されてひどい目に合うので、雨選出はしないように心がけていました。
高火力一致技で弱点を突くどころか等倍で刺せるポケモンがいないため、バシャ相手に繰り出されて積み始められると要塞化して手が付けられなくなります。
唯一の勝ち筋はガッツリ積まれていないうちにテッカグヤでボディパして上から宿り木を入れ、エアスラ怯みも含めて押し切ることですが、電気技を持った攻撃的な技構成の場合だとそれも通用せずとても厳しい対戦になってしまいます。
・サンダー
雨が出せる場合はそこまでの脅威ではないのですが、出せない場合はHD羽休め型にテッカグヤの前で身代わりを貼られ、後続ともどもカモられてしまうため細心の注意を払って対応する必要があります。あんぐらオフの決勝で当たったスカーフやメガネなどの攻撃的なタイプも同じタイプのレボルトよりも耐久があるため、周りの削り込みでボディパカグヤで無理やり持っていくのも厳しい難敵です。
・スカーフ持ち高速ポケモン
S95族(カプ・テテフ等)まではラグやカグヤで抜けるのでなんとかなりますが、それ以上の素早さのポケモンが突然スカーフを巻いて上から殴ってくると壊滅することがあります。初手でコケコアーゴヨン対面が出来てしまったときなんかは怪しさ満載なのであえてボルチェンを打たずにトノに引いたりして誤魔化していました。
他にもガッツリ耐久に振ったマンダの身代わりを割れなくてつらかったり部内大会で使われたからやぶメテノが実は重かったりといった厳しさもありますが、立ち回り次第ではなんとかできたり選出されないといったこともあるので、重いポケモンが多そうに見えますがけっこう勝ちを拾うこともできた印象でした。
結果・総評
USM シングルレートS7 最高・最終2005(568位)
1/14 第39回あんぐらオフ 全国図鑑シングルUSUM(43人規模)
予選8-0(一位通過)、決勝T準優勝
↑あんぐらオフ準優勝景品のデデンネドールとピカチュウトートバッグ
前シーズン雨を使って2000に届くことができず悔しい思いをしていたので、雨パでレート2000に到達することができてとても嬉しかったです!雨パはメインのラグラージももちろん強力なのですが、強力であるがゆえに対策ポケモンを強く呼ぶためそこに刺さるポケモンを通しやすい点が大きな魅力であるということを認識できた構築でした。
雨を見せていると否が応でも出さざるを得ないモロバレルやフシギバナをボディパヒコウZテッカグヤで起点にしてリザードンやランドロスもろとも全抜きしていくのは快感でした。
あんぐらオフで対戦しているときにも、対戦相手の方から「カグヤのその型は切ってた」といったお言葉をいただいたり、驚いた反応を見せられることが多く、あまり使われなくなった今だからこそ警戒されづらく、ボディパカグヤが刺さりやすくなっていたのかなとも思いました。
決勝戦では苦手としているサンダーをうまく扱われてしまい、また自分もランドロスを大事に扱いすぎた結果完敗してしまいましたが、全体的には雨の選出誘導力を活かしてこちらのやりたい動きをすることができた一日だったと思います。
実はSMに入ってから2000にのったのがオニゴーリに魂を売ったS1の時だけだったので、それ以来久々に自分の納得のいく結果を出すことができて非常にホッとしました…
今期レートで対戦した方、あんぐらオフでお世話になった運営、参加者の方、ありがとうございました!
また、構築を参考にさせていただいたインコさんの記事がなければこのような結果を残すことはできませんでした。圧倒的感謝…!記事の掲載の許可も快諾していただきありがとうございました!
長い構築記事になってしまいましたが最後まで読んでくださってありがとうございました。質問等ありましたらこの記事のコメントかtwitter @l_nihamakene までどうぞ!