2年連続HR!リザードンHR争奪戦 優勝レポート+デッキレシピ

おつかれさまです。fujiです。

7/26(日)に、おもちゃのバンビ本郷店で行われたポケモンカードの公式イベント「リザードンHR争奪戦」で、優勝することができました!

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獲得したリザードンVMAX HR(左)と昨年獲得したミュウツーGX HR

昨年のミュウツーHR争奪戦に引き続き2年連続での優勝という最高の結果を残すことができて嬉しいです!

 

シールド戦形式ということで毎回パックから出るカードによって作成するデッキも変えざるをえず、間違いなく有用だ!と断言できる記事ではないとは思いますが、引き当てたカードからどのような意図でデッキを構築したかや、実際の対戦中の立ち回りについてはこれからシールド戦に挑戦する方の参考になるかと思い、デッキレシピと対戦レポートを記事として公開することにしました。

今回の対戦ルールについてはコチラ

「リザードンHR争奪戦」開催決定! | ポケモンカードゲーム公式ホームページ

 

というのは建前

運良く何人達成できるか分からないシールド戦でHR2連続獲得という結果を出し、イキるには絶好のタイミングが訪れたのでここぞとばかりに冷凍されてたブログのネタにします!!!(本音)

 

以下本文です。

目次

 

 (3.に伝説の鼓動シールド戦で自分が感じたコツ等をまとめていますので、これからシールド戦に挑む方は3.から読むのもいいかも)

1.引き当てたカード

今回引き当てたカードはこの70+1枚でした。

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引き当てたカード全71枚(おとなのおねえさんは1枚SR、ホップはジムトレーナーの代用)

 

今回のピックの特徴は以下の通りです。(上振れ要素は↑、下振れ要素は↓、諸説は→)

1.V、VMAXがハガネールトゲキッス(↑)

圧倒的な体力や攻撃性能を持ちデッキの核となるポケモンVの引きはデッキの強さにかなり大きく関わってきます。

今回はHP250と規格外の体力を持ちながら、2エネから始動し相手に殴られた分だけ打点が上がるお手軽+タフネスさが売りのハガネールと、2エネで120ダメージ与えつつ好きなカードを2枚サーチという、サーチ手段が極端に少ない環境でしっかりとゲームプランを立てていける柔軟さが売りのトゲキッスという上振れといっていい部類の引きでした。

どちらも要求するエネルギーの色が少なく、デッキ構築に幅を持たせられる点も強みです。

 

2.ディアルガマギアナ(↑)

今環境においては弱点無しに加えザルード、ゲノセクトをはじめとした強力なポケモンが多い草タイプの技を抵抗力で軽減できる、最もタイプ相性で優遇されている鋼タイプのR枠です。

加えて、ディアルガは貴重なエネ加速、マギアナも同じく貴重なデッキシャッフル+大量ドローを1エネで行うことができ、盤面を整える能力に非常に長けています。

ハガネールVも引き当て、鋼タイプ同士の相性も非常に良好なことから、これら2枚は採用しない理由がありませんでした。

 

3.サポートSR(おとなのおねえさん)(↑)

ボックスに1~2枚、10パックあたりだと0~1枚のSRは引けるだけでもアドバンテージが大きいですが、VMAX進化ラインが揃わなかったりするポケモンSRと比べ、引けば間違いなくデッキパワーが上がるサポートSRを引き当てたのは幸運でした。

 

4.スーパーボール、ポプラ無し(↓)

ここまで紹介した通り上振れ要素が多く当たりの部類の引きだなと感じていましたが、懸念点となっていたのがこの点。

今環境で数少ないポケモンを集めに行ける手段であるスーパーボールがないことで、ピックしたポケモンが強くてもトップドローが弱いとお目当てのポケモンを引く前に押し切られてしまう危険があります。また、コイン頼みとはいえ、貴重な任意サーチのポプラがないのもマイナスポイント。

特に、今回のルールではこの2枚のほかに山札をランダムにシャッフルできるトレーナーズが存在しないため、マリィでいい手札を山札の下に埋められたときに復帰できなくなる恐れがありました。

 

5.攻撃性能の高い伝説ポケモン(↑)

ゲノセクトゼクロムトルネロスといった高HP高火力の非Vポケモンが複数当たったことはプラスでした。しかし、ゲノセクトゼクロムは技タイプの制約が大きいため、鋼は確定として考えると採用するとしてもどちらか1体だなという予想は立てていました。トルネロスは貴重な1エネ30ダメージ、3エネ120連射可能、逃げ1と強いことしか書いていないので悩まず採用。

 

6.ケララッパライン2-1-1、ライボルトライン1-1(→)

今回のルールで唯一、ワザに依らないエネ加速を行える上振れ要素「とつげきラッパ」を持つケララッパの進化ライン、特性「ハイスピード」で3ドロー、逃げエネ0とデッキの潤滑油として活躍してくれるライボルトの進化ラインは確実に進化させるためにも厚く引きたいところ。今回は2-1-1、1-1と可もなく不可もなくといった感じ。

 

7.ルカリオライン2-2(→)

HP130、1エネ40+1ドローの小回り、3エネ160の大打点と器用な活躍が出来そうなポケモンですが、進化元のリオルのコイン頼みの不安定さと3エネ技のナックルインパクトを使うと次の番ワザを使えないというデメリットが気になるところ。2-2ならそれなりに進化できそうなので入れてもいいかも?

 

全体的には環境的に強い鋼タイプを厚めに引き、トゲキッスやサポSRなどデッキを回しやすくできるカードも引けているため、サポ6枚やVMAX2-1ラインピックといった上振れとまではいきませんが、安定したデッキを組める当たりの部類といった印象でした。

 

2.使用デッキレシピ・対戦レポート

・デッキレシピ

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環境的に弱点無し、草抵抗と一方的に優位を取れ、優秀なポケモンを引くこともできた鋼タイプを軸に据えることは確定。VMAXラインのトゲキッスと無色で技を使えるトルネロスマッギョ、デッキの潤滑油のケララッパ、ライボラインを入れた時点でポケモン13枚とそれなりの枚数に。残りにサブアタッカーとして何を入れるか考えたときに、

・ベンチ狙撃が強いゲノセクトと2エネ120を連発できるダダリンのいる草

・ワイルドショックのマヒで大物食いを狙えるゼクロム+ドロー要員で入れたライボルトがワザを打てるようになる雷

・2-2のルカリオラインを活用でき、エネを偏らせることでディアルガのクロックバックを早い段階で狙いやすくなる鋼

が浮かびましたが、草は相手の鋼タイプに苦労しそうな点、雷はエネ拘束がきつくスムーズに動かすにはエネを厚めに入れる必要がある点がネックになり鋼単色でデッキを組むことに。

スパボ、ポプラ等のサーチカードがない以上山札からいるカードをその都度引く必要があったため、ルカリオの1エネ技でドローを補助して展開しようといった魂胆もありました。

当初は鋼エネ14枚+ツインエネの15枚で考えていましたが、デッキ構築段階で一人回ししてみたところ、単色デッキなのもあってかエネが枯渇することがほぼなく、逆にエネばかり手札に貯まり展開できないケースがあったため、エネを1枚削ってなかまをよぶでベンチに有用ポケモンを展開できるダンバルを投入しました。

ハガネールをはじめとした鋼タイプが比較的苦手にしているセキタンザンVMAXには、トゲキッストルネロスドデカバシの闘抵抗で抗うことができ、穴の少ないデッキを組むことができたのではないかと感じていましたが、デンリュウVをはじめとする雷タイプへの対処に若干不安が残りました。

 

予選

1戦目:雷超(デンリュウマホイップ) 先 4-2〇

 手札にツツケラトゲキッスVでトゲキッススタート。

すると相手は苦手意識のあったデンリュウVという…

とりあえずまともにやりあったら閃光弾2発で先に沈められてしまうため、逃げてトップで引いたガラルマッギョを盾にしつつトゲキッスVMAXやその他有用カードを引くまで裏を育成することに。その際相手が閃光弾で攻撃してきてくれれば、特性はんげきでうまくダメカンを蓄積させたところでキッスVのスピードウイングで処理するルートも取れるかもと考えていました。

相手はあまり雷エネを引けないらしく、後ろのマホイップVを育成しつつ閃光弾でマッギョを攻撃。モーモーチーズを使われつつ閃光弾3回でマッギョが倒れましたが、60ダメージ蓄積していたので引いたトルネロスのジェットドラフトで蓄積ダメージを90とし、次のターンにキッスのスピードウイングでデンリュウを落とします。

返しでベンチにいたマホイップがVMAXしたり、ゼラオラケララッパで2エネつけられるとエースを失って大損害でしたが、運よくそのあたりのカードを引いていなかったようでマホイップの3エネ技で100ダメージ+技ロックされます。キッスはそのままでは動けないので逃げてベンチにいたディアルガでクロックバック、ディアルガ自身に2エネ貼ります。マホイップの技でディアルガの技を縛られる危険はありましたが、ポケモン入れ替えを抱えていたため打ってくれれば勝ち確、引いて後ろを差し出してくれればサイドをもう1枚とれる算段でした。

相手の方はハンド枚数を確認し3枚ならいれかえを持っていないと踏んだのかスイートスプラッシュ。次のターンに握っていた入れ替えを使いディアルガ引っ込め→キッス逃げでマホイップVを倒して勝利!

デンリュウVでマッギョに閃光弾を打たれずダメージスパークで倒しに来られていたり、キッスで殴った返しにキッスが倒されていたらこちらが逆に不利になっていた、紙一重の勝負でした。

1-0

 

2戦目:草闘(ザルードセキタンザン) 先 4-1〇

3人ブロックだったため、勝てばSR獲得が決定する大事な一戦。

こちらはディアルガスタート、相手はザルードV。先2でオニオンを使いエネを落としてからクロックバックで裏に置いたガラルマッギョを加速、ジャングルライズで70与えられるも手張り3回目からの破壊の閃光で130ダメージ。ディアルガが落とされるもガラルマッギョで殴ってザルード気絶。

相手はあまり裏にいいポケモンを置けておらず、ピッピでゆびをふるなど苦しい展開だったのでそのまま押し切って勝ち。

2-0 予選1位抜け!

 

決勝トーナメント

準決勝:雷超(デンリュウマホイップ) 後 1-0〇

準決勝の相手は新潟勢のしださん!

富山まで来て新潟勢と当たるとは思ってなかった;予選じゃなかったのが幸いか…

相手はゼラオラスタート。こちらはディアルガのみ、手札にもサポ無しと苦しい盤面。トップで解決するしかないとドローするが解決札を引けず…

しかし相手も1ターン目におとなのおねえさん、スパボ、2ターン目にオニオンを使うもたねが引けず苦しい様子。3ターン目にポプラを使われるも2裏で失敗!しださんは苦笑いしながらワザを使って番を渡してきました。

こちらは手張り×3で破壊の閃光を打ちゼラオラを倒して勝利!

お互い事故り散らかした上での種切れ勝ちというあっけない幕切れでしたが、とにかく勝てたのでヨシ!

決勝進出!

 

決勝:草雷鋼(ザルード×2) 後 4-3〇

ツキにも恵まれてやってきたシールド戦3回連続の決勝!

しかし、前の試合が早めに終わって眺めていた準決勝もう1試合で、決勝戦の相手の方がザルードを2枚使って完勝していて、さすがに苦しい展開になりそうな予感…

スタートはリオル、ディアルガツツケラと先発向きで無いポケモンが並び、サポもなしの微妙な手札…

仕方がないのでトップドロールカリオに期待し、最悪やられることでトラッシュにエネを落とせるリオルでスタートすることに。

相手の先発は案の定ザルードV…この時点で相当苦しい;

 後1はやられてのエネ落とし+いちおう確定数ずらしのための30狙いでリオルで全力パンチ!もあえなく失敗…

先2でジャングルライズ→ゲノセクトに加速の動きをされ万事休すか…と思うも後2トップドローでジムトレーナーを引き光明が見えだす!(サイド0-1)

4ドローでマッギョ、オニオン、ラクライ等を引いたためベンチに展開し、1エネしかつかないがやらないよりはましということでクロックバックディアルガ。ジャングルライズで殴られ残り60で番が回ってきたところでオニオン→鋼エネ2枚切り。ここでディアルガ手張りで破壊の閃光を打つ選択肢もあったが、返しにディアルガを取られて盤面にエネが無くなり、ザルード、ゲノセクトに好き放題やられての負けが見えたためあえてのクロックバックでガラルマッギョに加速。モーモーチーズを握っていたためディアルガを回復し、ジャングルライズ2発目を耐えに行く択もあったが、裏のゲノセクトのテクノバスターで40+抵抗込90とやられてしまうためこのタイミングではないと踏みとどまる。

次のターンもジャングルライズでディアルガが気絶したので準備が整ったガラルマッギョを前へ。オニオン、ライボルト進化ハイスピードで引いたサポを使ってドローを進めつつ挟んで締めるでザルードVに90与える。(サイド0-2)

返しに相手がポプラを使うも2裏。ようやくツキが回ってきたか?と思うも間髪入れずに打たれたポケモンキャッチャーでオモテを出され裏のツツケラ気絶+はんげきでの打点調整避けをされる厳しい展開に。(サイド0-3)

しかし、キャッチャーを消費させたことでベンチを引っ張り出されて負ける可能性が限りなく少なくなったため、負け筋が

・バトル場のマッギョを削りきられる(草抵抗のおかげで盤面に見えているポケモンからはワンパンされない)

ゲノセクトの直撃弾でベンチ狙い撃ち(ベンチに低体力のポケモンを置いていなかったため3回以上言われなければ負けない)

と意外と遠いことに気づく。

見えているゼラオラもこちらから出ていかない限りワンパンされることは無いためキッスVをベンチに出しエネを張り、キッスVMAXの高体力を活かして捲りに行くプランをとることに。

とりあえずザルードをもう1回殴って残り30にすると相手がジャングルライズで触れてくれたため気絶でサイド2枚ゲット。(サイド2-3)

ここで取ったサイドからキッスVMAXを引き当てる剛運!

マッギョの残り体力が50で、このままだとゲノセクトの直撃弾で気絶し負けてしまうため、ここでとっておきのモーモーチーズで体力回復!その後マッギョを逃がしキッスVMAXのダイグライドで前のゼラオラを倒す。(サイド3-3)

このターンでの負け筋をキャッチャー2枚目オモテ以外消せたため、あとは無いことを祈る展開だったが、持っていなかったようで相手は2体目のザルードVを壁にして時間を稼いでくる。

返しで握っていたキャッチャーを使いオモテ!ベンチの非Vを倒して勝利!

優勝!!!

 

3.所感(使用前後で評価が変わったカード、デッキの組み方)

以上のような結果で、昨年のミュウツーHR争奪戦に引き続き、なんと2年連続で優勝することができたのですが、最後に練習していて評価の上がった、下がったカードや、デッキ構築の上で注意していたことなどを紹介して終わりたいと思います。

 

デッキの組み方

・タイプの優劣を意識する(鋼>草≧闘=雷>>超)

今回のシールド戦は、前回リミックスバウトの時とは違いお互いの弱点を突き合う3すくみの関係ではなく、非常にいびつなタイプ相性が成り立っています。

その中でも、超タイプの多くに一方的に弱点を突け、こちらは抵抗力で草タイプからのダメージを軽減でき、しかも優秀なワザを持ったポケモンが多くそろった鋼タイプが頭一つ抜けて強く、その次に鋼の草抵抗こそ邪魔なものの、低コストで動きやすく闘の弱点を突ける草、技のコストは高いものの動くことができれば火力の高さで場を制圧できる闘、状態異常やベンチへのバラマキ、無色の弱点を突くことでトリッキーな動きができる雷、技の火力が低く、一部の闘の弱点しかつけない上に強力な鋼から弱点を突かれやすい超とタイプ間の優劣が明確に存在するのが大きな特徴です。

個人的には、パックからの引きによって大きくデッキ構築に制約があるシールド戦でなぜこんなにもタイプ間の格差をつけてしまったのか不可解ですが、定められたカードプールな以上どうしようもありませんので、デッキ構築の際にも上記した優先度に基づいた判断をしていく必要があると考えています。

例えば、引いたVがザルード、マホイップだった場合、素直にこの2色でデッキを構築してしまうとハガネールVをはじめとした鋼タイプの高耐久に対応できなくなってしまうため、自分だったらVを引けていなくても雷(ゼクロム)や鋼(ディアルガ)等を採用したデッキを組みます。

 

・マホイップVMAXは当たっても採用しない

 

今回のルールでは規格外の体力と高火力や器用さを併せ持ったVMAXが3種類存在し、それらをエースとして運用するように仕向けられていますが、マホイップVMAXに限っては引いても採用しないようにしていました。

理由としては、

・キョダイホイッパーの大火力は魅力だがエネをトラッシュするため加速の少ないこのルールでは小回りが利かない

・今ルールで非常に強力な鋼タイプを弱点に持つため、常に2枚、3枚サイドを取られる恐怖に晒される

点が挙げられます。

特に2点目が大きく、特にマホイップVの状態ではエネ拘束がなくどのデッキにも入っている可能性のあるガラルマッギョのワザで一撃で倒されてしまうため、採用した際に得られるメリットよりも背負うデメリットのほうが大きいと感じていたからです。

ただし、マホイップラインを採用しないとどうしようもないような引きをした場合や、2-1で進化ラインが揃い安定感を得られそうな場合は採用を考慮する必要があります。

 

・エネルギーは基本2色まで

今回のルールでは各タイプ色の制約が強め(3エネ技で2エネ自タイプのエネルギー要求等)なため、エネルギーはなるべく2色までにとどめ、つけたい色のエネルギーを引ける確率を上げることを意識していました。

しかし、アメイジングレアの中でも有用と思われるライコウ、ザマゼンタ等を引き当てた場合は、3色以上の採用も考慮します。

また、エネルギーの枚数については、2色デッキの場合8-8か8-7-1(アロマ草、ストーン闘)総数16枚程度以上に近づけることで、ハンドに抱えている確率やとつげきラッパでエネルギーが当たる確率が高まると感じていました。ここに関しては感覚なのであまり参考にはなりませんが…

 

・進化ラインはなるべく絞る

デッキ枚数が40枚と少ないとはいえ、進化ポケモンは進化元を引けていない場合に手札を圧迫するだけのカードになる可能性が存在するため、あまり採用したくないカードです。

加えて今ルールでは、ケララッパ、ライボルトといったどのデッキでも活躍が見込める汎用性の高い進化ラインが存在するため、それ以外の進化ポケモンたちは肩身が狭い状態です。

今回は自分もルカリオラインを2-2で引いたため採用しましたが、1-1程度では基本的に採用候補にはならず、2-1でようやく、2-2ならある程度たねポケモン(伝説たち?)と肩を並べて採用を検討できると考えています。

 

評価が変わったカード

 ガラルマッギョ(↑)

色を選ばずの3エネ90は強いけど逃げエネ3で重いし各色のアタッカーが揃わなかったらしょうがなくで採用するレベルでしょ?と最初は思っていましたが大間違いでした。コイツを入れずして誰を入れるんだ!

まずタイプが強い!

これまでさんざん語りましたが鋼タイプは環境的に一方的に弱点を攻めつつ抵抗も持っているズルをしているタイプです。

それに加え、マッギョは90ダメージを技で与えることができるため、 特性のはんげきと合わせると多くのたねポケモンを倒すことができます。また、エネ加速が少ない環境で反則レベルの加速をしてくるザルードVに対しても、90+30+90=210と先殴りが出来れば優位に立つことができます。ワザの追加効果で逃げるを封じることができるのも偉い!

序盤でめぼしいアタッカーがいない時にバトル場に出しておいても、中盤でエースで殴りたくはないけど露払いはしたい時に使っても、終盤で優勢の時に逃げるからの逆転を許したくない時にも使える非常に優秀なポケモンなため、練習を重ねれば重ねるほど、当たったらノータイムで採用していいポケモンだと感じるようになりました。

 

ディアルガ(↑)

前回のグラードンカイオーガの例からエネ加速が出来ても燃費が悪いこのポケモンはあまり活躍できないのではないかと当初は考えていました。

しかし、3エネで攻撃技が打てること、破壊の閃光でトラッシュしたエネルギーを後ろのポケモンにつけることでディアルガ自身が気絶した後のサポートもできることを考慮すると非常に扱いやすいポケモンだという認識に変わっていきました。(コイツも例によって鋼タイプだしね ゼルネ当たりにこの技与えたほうが良かったのでは…?)

 

ハガネールV(↓)

ピックの項でも説明しましたが、当初は250という規格外のHPの高さに加えて2エネ反撃ワザと低燃費で高火力の可能性がある当たりカード…といった認識でした。

しかし、今回のシールド戦のルールを良く把握している相手と対戦した際には、打点を上げないため確2を取れない技では攻撃してこないことが多く、そのためこちらも延々と30ダメージを与え続けるジリ貧に陥りやすいため、その間にベンチポケモンを育成されてポケモンVを出している優位性を活かせない場面がみられることがありました。2つ目のワザのアイアンタックルを使えれば間違いなく強いのですが、5エネというこちらも規格外な重さが足を引っ張りなかなか打つことができません。

総合的に考えると、対戦の序盤でバトル場に出して壁役をして相手にプレッシャーを与えつつ後ろの真打を育成する時間を稼ぐ役割としてはこれ以上ない働きをしてくれますが、対戦中盤~後半に引いても満足な活躍をする前に処理されるor裏を狙われて対戦が終わってしまうことがあるため、初見のインパクトほど最強カードでもないという評価に落ち着きました。

 

ダンバル(↓)

鋼1エネで打てる「なかまをよぶ」はたねポケモン2体を確定サーチし、その上ベンチに並べる(=次ターン進化可能にする)、破格の性能だと当初は感じていました。

しかし、確かにサーチが弱めの今ルールにおいて確定2枚サーチは規格外に強いのですが、逃げるに2エネ必要なため、仲間を呼ぶを使ったあとに少なくとも1ターンは棒立ちが確定してしまうこと、また進化先のメタングメタグロスが攻撃するためにある程度のエネルギーを要求することからスムーズに攻勢に移れないことが気になり、評価を落としていきました。ゲーム中盤以降に手札に来ても使う場面がなく腐ってしまう点も気になっています。

しかし、進化という1ターンの猶予を必要とするシステムが決められるかどうかで勝負を左右する展開が多いこのルールでは、先に進化元を並べておくことのメリット自体は間違いなく存在するため、デッキ構築の上で必要ないパーツだと断じることはできていないのが現状です。(実際本番でもタネ切れ恐れて採用してるし なお出場機会0)

 

 

以上がリザードンHR争奪戦への参加レポート・優勝デッキレシピの紹介でした!

書きたいことを並べていったら思ったよりもだいぶ長文になってしまいましたが、最後までご覧いただきありがとうございました!

これからリザードンHR争奪戦に参加される方の参考に少しでもなっていれば幸いです。

(3.の項目に関しては特にですが、あくまで私個人の持論なので、あくまで参考として活用していただき、最終的にシールド戦に挑むときには自分が納得いくようなデッキレシピで挑むことが最もシールド戦を満喫する方法だと思います。)

また、今回リザードンHR争奪戦に出場するにあたって練習に付き合ってくれたポケモンカードを楽しむ会によく来るメンバー、リモートでの練習会をやった三色拳にはこの場を借りて感謝します!練習のおかげでHR取れたぞ!🙌

 

質問等は以下のTwitter

このカードの評価について知りたいといった要望があれば随時追記する予定です。

@l_nihamakene